韓国スキンケアブランドCOSRX(コスアールエックス)の「RXザレチノール」シリーズは、
0.1クリーム・0.3クリーム・0.5オイルの3タイプがあり、濃度や使用感に応じて選べる本格的なレチノールケアアイテムです。
「毛穴や小ジワをなめらかにしたい」「本格的に攻めのスキンケアを始めたい」──そんな悩みに応えるラインナップとして、今、日本のユーザーからも注目を集めています。
ただ、レチノールは肌への作用が強い成分である分、使う順番や頻度、他アイテムとの併用方法、保存の仕方など、使用方法には注意が必要です。
この記事では、スキンケアでの正しい使用順、併用NGな成分・冷蔵保存の必要性・使用期限の考え方など、COSRXのレチノールシリーズを安全かつ効果的に使用するポイントを解説していきます。
- COSRXのレチノールは3種類|0.1・0.3・0.5の違いと選び方
- COSRXのレチノールは濃度としてはどの程度?他社製品との比較
- COSRXレチノールは朝も使える?使うタイミングと注意点
- COSRXレチノールの使う順番は?化粧水のあと?乳液のあと?
- COSRXレチノールはどこに塗る?目元や鼻周りはOK?
- COSRXレチノールは毎日使っていい?頻度と使用量の目安
- COSRXレチノールと併用NGな成分・OKな組み合わせは?
- COSRXレチノールの保管方法|冷蔵庫?常温?使用期限にも注意
- COSRXレチノールを妊娠中・授乳中は使っていい?注意点を解説
- まとめ:COSRXレチノールの使い方|スキンケアで使う順番・頻度・併用NG成分・冷蔵庫保存まで
COSRXのレチノールは3種類|0.1・0.3・0.5の違いと選び方
韓国スキンケアブランドCOSRX(コスアールエックス)のレチノールシリーズは、
0.1%クリーム・0.3%クリーム・0.5%オイルの3つの濃度と形状で展開されています。
数あるレチノールコスメの中でも、濃度の明示と処方設計が非常にわかりやすい構成になっており、
レチノール初心者から高濃度を求める上級者まで、段階的に選べるのが大きな特徴です。
COSRX レチノール0.1クリーム:初心者・敏感肌向け
0.1%レチノールを配合したこのクリームは、これからレチノールを使ってみたいという人向けの処方です。
刺激をやわらげるパンテノール・ヒアルロン酸・アラントインなどの保湿・整肌成分が配合されており、「刺激が心配」「敏感肌でも使えるか不安」といった人にもチャレンジしやすい設計です。
COSRX レチノール0.1クリーム!Qoo10 COSRX公式
COSRX レチノール0.3クリーム:中級者・慣れてきた方向け
レチノールにある程度慣れた人や、「0.1では物足りない」と感じる人には、0.3%クリームが選択肢になります。
肌への効果実感と刺激リスクのバランスが取れており、本格的なエイジングケアの導入にも向いています。
形状は0.1と同じくクリームタイプなので、肌への密着感や保湿力も十分です。
乾燥や刺激を抑えながら、レチノールの作用をしっかり肌に届ける中間ステップとして使いやすい製品です。
COSRX レチノール0.3クリーム!Qoo10 COSRX公式
COSRX レチノール0.5オイル:高濃度でしっかり効かせたい方向け
0.5%という高濃度レチノールを採用したこの製品は、集中ケアや本格的な効果を求める方におすすめです。
形状はオイルタイプ。これは単に処方の違いではなく、レチノール濃度が上がるにつれて刺激性も高まるため、
オイルベースでクッション性と保湿性を高め、肌への負担を減らす設計になっています。
COSRX レチノール0.5オイル!Qoo10 COSRX公式
なぜ0.5だけがオイル?──濃度とベース処方の関係
「なぜ0.1と0.3はクリームなのに、0.5だけオイルなの?」と疑問を持たれた方もいらっしゃるかもしれません。
これ、非常に合理的な処方の違いです。
レチノールは濃度が高くなるほど刺激が出やすいため、濃度が高い製品ではオイルベースで刺激を緩和するのが一般的な設計です。
オイルには肌表面の水分蒸発を防ぐ働きがあり、乾燥やピリつきを抑えるクッションの役割を果たします。
COSRXのレチノールは濃度としてはどの程度?他社製品との比較
COSRXのレチノールは、以下のような他社製品とほぼ同じ濃度帯に属しています。
ブランド | 製品名 | 形状 | レチノール濃度 | 特徴・備考 |
---|---|---|---|---|
COSRX | RXザレチノール 0.1クリーム | クリーム | 0.1% | 初心者・敏感肌向け。低刺激処方 |
COSRX | RXザレチノール 0.3クリーム | クリーム | 0.3% | 中級者向け。ややしっとり、安定型処方 |
COSRX | RXザレチノール 0.5オイル | オイル | 0.5% | 上級者向け。オイルで刺激緩和 |
アヌア | レチノール0.3 ナイアシンセラム | 美容液 | 0.3% | さっぱり軽めの質感。ナイアシンアミド配合 |
アヌア | レチノール ナイトリペアクリーム | クリーム | ※非公開(推定0.1%未満) | 弱め処方でマイルドなナイトケア用 |
アヌア | レチノール アイクリーム | アイクリーム | 0.1% | 目元用に最適化された低刺激レチノール |
トゥベール | レチノショット0.1 | クリーム | 0.1% | グラナクティブ+純粋レチノールの高濃度設計 |
トゥベール | レチノミルク | 乳液(ミルク) | 非公開(推定0.05%程度) | 毎日使える低刺激設計、マイルドなゆらぎ肌向け |
特に0.3%あたりは「効果実感が得られやすく、でもギリギリ荒れにくい」ということで多くのブランドが採用しており、
このゾーンが「レチノールの中間ライン」と言えます。
ただ、レチノールはいきなり濃度が高いものから使うのは推奨できません。
COSRXも売れ筋は0.1クリームで、Amazonの月間販売本数(2025年6月時点)では0.1が3000本超、0.3が約1000本超となっています。
COSRXレチノールの“強み”は、使い始めやすさと選びやすさ
正直なところ、レチノールのクリームや美容液は、韓国ブランドだけでも結構種類が出ています。
濃度・成分の組み合わせ・価格帯も似ているものが多く、どれが一番いいかを判断するのはなかなか材料に乏しくて難しいです。
COSRXのレチノールが選ばれている理由は、以下のようなことにあるのかなと思います。
✅0.1/0.3/0.5というステップアップしやすい構成であり、濃度を最大限生かせるスキンケアアイテム種(クリーム、オイル)となっている。
✅Qoo10やAmazonでレビュー数が多く、流通が安定している
✅COSRXブランドはレチノールの他にも攻めの成分のスキンケア商品が多くラインナップされており、他の商品を試して、肌に合ったと感じた経験がある人も多いのかも。
結局のところ、レチノールは「効果が出るかどうか」よりも先に、
「自分の肌に合うかどうか」「刺激が出ずに使い続けられるか」「使いやすいスキンケア製品種」ということが大切だと思います。
COSRXのレチノールは、「ステップアップできる濃度と処方」「試しやすい価格」「レビューが豊富」「使いやすそうなスキンケア製品種」という4点で、最初の一本として選ばれやすい立ち位置にあるのかなと思います。
COSRXレチノールは朝も使える?使うタイミングと注意点
夜の使用が基本とされるレチノールですが、COSRXの製品も同様に「夜の使用が推奨」されています。
レチノールは光や熱で分解されやすく、紫外線を浴びると刺激が出やすい成分のため、基本的には夜のスキンケアに取り入れたほうがよいです。
ただし、どうしても朝、日中使いたい場合は、必ず日焼け止めを使用することを前提にしないといけません。
COSRXの0.5オイルのような高濃度タイプでは、紫外線に反応しやすく、肌トラブルの原因になる恐れがあります。濃度の高いレチノールコスメは朝、日中の使用は避けるべきでしょう。
COSRXレチノールの使う順番は?化粧水のあと?乳液のあと?
COSRXのレチノール(0.1/0.3)はどちらも“クリームタイプ”ですが、スキンケアの順番としては「化粧水のあと」に使いましょう。
「クリームならスキンケアの最後じゃないの?」と感じる方もいるかもしれませんが、スキンケアアイテムの使用順は、実は形状ではなく「役割」で順番が決まるんです。
なぜ「クリーム」なのに化粧水の後に使うの?──レチノールは“有効成分”だから
COSRXの0.1/0.3クリームは、形状こそクリームでも、役割としては「有効成分を届けるためのステップ」です。
つまり、美容液や集中ケアアイテムと同じく「仕込み段階」で使うものと考えてください。
✅レチノールは皮膚に浸透してこそ作用を発揮する成分。そのため、クレンジング→洗顔→化粧水→レチノール→保湿という順がもっとも理にかなっています。
✅後から使う乳液や保湿クリームは、レチノールによる刺激や乾燥をやわらげる“保護”の役割を果たします。
レチノールクリーム → 乳液・保湿クリーム の流れで使用する
具体的な使用順は以下の通りです。
→ 化粧水(肌を整える)
→ COSRXレチノール(有効成分を届ける)
→ 乳液・保湿クリーム(肌のバリアを補う)
※朝、日中使う場合はこの後に日焼け止めを重ねるのが必須です。
オイルタイプ(0.5)の場合はどうなる?
0.5%レチノールは“オイル”タイプですが、こちらも保湿ではなく「有効成分のステップ」です。
したがって、化粧水のあとにオイルを使い、その後に肌状態に応じて保湿クリームを重ねましょう。
COSRXレチノールはどこに塗る?目元や鼻周りはOK?
基本的には全顔に使用可能ですが、はじめて使う場合や刺激に不安がある方は、頬や額などの皮膚が比較的強い部分から少量ずつ使い始めたほうがよいです。
✅目の周り(まぶた・目尻)や小鼻、口元などの粘膜に近いエリアは特に注意が必要。
✅ピリつきや赤みが出たらすぐに使用を中止し、使用頻度を下げるか、部分使いにとどめること。
とくに0.3以上の濃度は“全顔より部分ケアから”が基本と考えておくとよいでしょう。
なぜ目元にレチノールクリームをを使いたい人が多いの?
まあ、説明するでもないかもしれませんが…
シワ・たるみが最初に出るのが目元だから
目元は皮膚が非常に薄く、乾燥もしやすいため、加齢による小ジワ・ちりめんジワ・たるみが真っ先に目立つ部位だからでしょう。
レチノールは「シワ改善効果」が注目されている成分だから
医薬部外品にも「シワ改善有効成分」として配合されていることから、「目元の悩みに効くんじゃ?」と期待して使う方が多いのだと思います。
クマやくすみ対策として使いたい人もいる
特に色素沈着系のクマ(茶クマ)や、目周りのくすみが気になる方は、肌のターンオーバーを促す目的で使いたいと考える傾向があるのだと思います。
アヌアのアイクリームを使ったほうが安心感が高い
目の周りにレチノールクリームを塗るなら「アイクリーム」の形をとっているレチノールクリームのほうが安心感が高いです。
たとえばアヌアのレチノールアイクリームは、以下のような“専用設計”がなされています。
特徴 | 内容 |
---|---|
レチノール濃度 | 0.1%と控えめ(COSRX 0.1クリームと同等) |
目元専用処方 | ピリつきやすい目元のために、保湿・鎮静成分が多めに配合(パンテノール、セラミド、ツボクサなど) |
テクスチャ | 軽すぎず、重すぎず、なじみのよいアイクリームテクスチャ |
刺激性 | 低刺激設計で、初めてのレチノールケアでも使いやすい |
COSRXの0.1クリームでも目元に使えなくはないですが、
「アヌアのアイクリーム」のほうが設計的に目元専用として、使い心地がマイルドで安心感が高いです。
COSRXの0.1クリームを目元に使うときの注意点
COSRXの0.1クリームをすすんで目元に使うのはおすすめしませんが、やむを得ず使う場合は以下のようにしましょう。
・少量をトントンと置くように塗布(こすらない)
・目のキワは避け、骨の上あたりまでに留める
・最初は2〜3日に1回など、頻度を調整して様子を見る
・保湿クリームを重ねると刺激緩和につながる
COSRXレチノールは毎日使っていい?頻度と使用量の目安
いきなりの毎日使用は非推奨
レチノール化粧品を使う場合は、いきなり毎日の使用は避けましょう。
レチノールの使い始めは、2〜3日に1回程度からスタートするのを推奨します。
COSRXの0.1クリームであれば、刺激は緩めなので、もともとレチノールの化粧品を使っていたという人は毎日使ってよい肌状態の方もいます。だた、基本的には「攻めの成分」のスキンケア化粧品の場合は特に、肌に合うかどうかを見ながら段階的に使用頻度を上げていくことが、肌トラブルを避けるためにも大切です。
肌が慣れたら毎日使うことを考えてもよいですが、過剰な使用がかえって肌への負担になり、むしろ肌トラブルに繋がる恐れもあるので、慎重に回数をコントロールしましょう。
COSRXレチノールの使用量と塗り方の目安|クリームとオイルで異なる「適量」
レチノール製品は、「たくさん塗ったほうが効く」というものではありません。むしろ刺激や乾燥の原因になるため、まずは少量から様子を見るのが基本です。
COSRXの製品も、濃度や形状に応じた使用量を守ることが大切です。
◎クリームタイプ(0.1/0.3%)の使用量目安
クリームタイプは、パール1粒大(直径5〜6mm)程度が目安です。
顔全体に塗るならこの量を薄く均一に伸ばし、部分使いならさらに少なめからスタートしましょう。乾燥や刺激が気になる場合は、保湿クリームでフタをすることを推奨します。
◎オイルタイプ(0.5%)の使用量目安
オイルタイプは伸びがよいため、スポイトで1滴〜2滴程度を目安に。
手のひらでいったん温めてから、顔全体に優しくプレスするようになじませます。
最初から多くつけすぎるとベタつきや刺激の原因になりやすいので注意しましょう。
COSRXレチノールと併用NGな成分・OKな組み合わせは?
レチノールは、スキンケア成分の中でも効果が高いぶん、刺激を感じやすい繊細な成分でもあります。
ここでは、併用を避けたほうがよい成分と、併用のコツ、併用OKな組み合わせについて詳しく解説します。
併用NG:ビタミンC(C23含む)・ナイアシンアミド・アゼライン酸など
レチノールとの併用を避けたい成分には、以下のようなものがあります。
成分名 | 併用NGの理由 |
---|---|
ピュアビタミンC(アスコルビン酸) | 酸性度が高く、肌への刺激が強くなる可能性 |
ナイアシンアミド | ごくまれにレチノールと併用すると赤み・刺激が出やすくなることがある(特に高濃度の場合) |
アゼライン酸 | 敏感肌には刺激になりやすく、併用でかぶれや赤みのリスクが上がる可能性 |
ピーリング成分(AHA・BHA・PHAなど) | レチノールと同様に角質に働くため、肌バリアが弱っていると炎症を起こしやすい |
朝夜で分ければ併用も可能?現実的な併用ルール
肌が強く、慣れてきた方であれば、朝はビタミンC・夜はレチノールと「時間帯で使い分ける」ことで、両方のメリットを得ることも可能です。
ただ、使い過ぎるとかえって肌力を落とし、肌トラブルを呼ぶ可能性がありますので、注意しましょう。
◎時間帯の分け方の例
朝:ビタミンC(C23など)+日焼け止め
→ 紫外線対策と透明感ケアに集中
夜:レチノール+保湿ケア
→ ハリ・毛穴・エイジングケアに集中
COSRX内のライン使いはOK?プロポリスやアルブチンとの相性
COSRX内のアイテムで、「レチノールと一緒に使えるものは?」という質問もよくあります。
実は、COSRXは攻めの成分のスキンケア製品が多いですが、保湿や整肌に特化したラインも充実しているため、組み合わせによってはレチノールとの併用にも適しています。
◎レチノールと相性がよいCOSRXの製品例
製品名 | 主な成分 | レチノールとの相性 |
---|---|---|
プロポリストナー | プロポリスエキス・パンテノール | ◎ 保湿・抗炎症で肌を整える |
アルブチン美容液 | アルブチン・ヒアルロン酸 | 〇 美白成分で朝の使用におすすめ(夜併用は注意) |
ペプチド美容液 | セラミドNP・β-グルカン | ◎ ペプチド配合の導入美容液で、保湿や成分浸透の下準備に最適 |
・COSRX プロポリスシナジートナー
とくにプロポリスシリーズは乾燥や炎症を防ぎ、レチノール初心者の肌の土台作りにはおすすめです。
アルブチンなどの美白系も、レチノールを寝る前に使い、アルプチンを朝に使うなど、時間をずらすことで比較的安全に併用をすることができます。
COSRXレチノールの保管方法|冷蔵庫?常温?使用期限にも注意
レチノールは空気や光、熱に弱く、非常にデリケートな成分です。
効果を求めてレチノールアイテムを取り入れるなら、正しい保管方法を知っておくことが大切です。
ここでは、COSRXをはじめとしたレチノール製品全般に共通する保管の基本や、うっかり保存を忘れたときの対処についてまとめます。
開封後は冷蔵保存が推奨
レチノールは高温や光にさらされると酸化しやすく、成分が劣化してしまいます。
そのため、開封後は冷蔵庫での保管が推奨されます。
特にCOSRXのレチノールシリーズは、公式にも「冷蔵保管を推奨」と明記されており、以下のような点に注意して保管しましょう。
✅冷蔵庫の野菜室やドアポケットなど、温度が安定した場所に保管
✅使用後はしっかりキャップを閉める(酸化防止)
✅なるべく早めに使い切る(理想は開封後2~3ヵ月以内)
なお、冷蔵保管することで一時的にテクスチャが少し固く感じられる場合もありますが、品質には影響しません。
COSRXレチノールの使用期限・未開封ならどのくらい持つ?
未開封の場合、製品やブランドにもよりますが、一般的なレチノール製品は製造から2~3年が使用期限の目安です。
COSRXのレチノールシリーズは公式の販売ページには正式な記載はないものの、ある正規代理店の台湾版商品ページによると、未開封で3年の保存期間があるとの記載あります。
やはり製造から2~3年が使用期限の目安といえるでしょう。
ただし、「保管環境」が悪ければ、それより早く劣化する可能性もありますので注意が必要です。
✅購入日ではなく製造日からカウントされる
✅開封後は冷蔵していても6ヵ月以内を目安に使い切るのが理想
✅色やにおい、分離など異常があれば使用は控えること
特に、テクスチャに変化があった場合や、刺激を感じるようになった場合は劣化のサインと考えてください。
うっかり冷蔵庫に入れ忘れた場合は?
「開封後なのに数日、常温に置きっぱなしにしてしまった…」という場合、すぐに使えなくなることはありません。
ただし以下の点をチェックし、変質していないかをきちんと確認してください。
✅直射日光の当たる場所/高温(25℃以上)の場所に置いていなかったか?
✅数日程度であれば大きな劣化はない場合が多いが、早めに冷蔵保存に切り替える
✅香りや色が変わっていないか確認し、不安があれば肌への使用は避ける
特に夏場の室温放置には注意が必要です。
レチノールは酸化によって効果が落ちるだけでなく、肌への刺激も増してしまう恐れがあるため、少しでも不安を感じたら勇気をもって破棄する判断も必要です。
実際にレチノールが劣化するとどのようになるのかを以下まとめています。
劣化したかな?というときは、確認したい「劣化チェックポイント」
✅香り: 強すぎる玉ねぎ/ニンニク臭は、おそらく劣化・酸化の兆候
✅色: 変色(濃い黄色〜茶色)は品質低下のサイン
✅テクスチャ: 分離/水っぽさが出てきたら、肌に使うのは避けるべき
✅肌への反応: ピリつき・赤みなどが増したなら、劣化の可能性あり
COSRXレチノールを妊娠中・授乳中は使っていい?注意点を解説
妊娠中や授乳中はホルモンバランスの変化により、肌が敏感になりやすく、いつもより刺激に反応しやすくなることがあります。普段は問題なく使えていた化粧品でも、急に赤みやかゆみが出ることもあります。
COSRXのレチノールはマイルドな設計で初心者にも人気ですが、妊娠中・授乳中の使用は控えるべきでしょう。
公式にも妊娠中や授乳中には使用をおすすめしないという明確な記載があります。
レチノール使用に関する基本的な注意
一般的に、レチノール(ビタミンA誘導体)を妊娠中に使用することは推奨されていません。
これは、レチノールが体内に吸収されると胎児に影響を及ぼす可能性がある、という考えに基づいています。
実際にはスキンケアは角質層までの浸透なので、成分が体内に入ることはありませんが、妊娠中は肌が敏感になって、肌質、体質が変化している可能性が高いため、「念のため避けたほうが良い」とされているのが実情です。
これを踏まえてか、COSRXの販売ページでも以下のように明言されています:
「ホルモンによってお肌が敏感になる時期なので使用を推奨しません。」
心配な場合は医師に相談を
肌の状態や妊娠の経過は人によって大きく異なります。
スキンケアを行う際に少しでも不安がある場合は、かかりつけの産婦人科や皮膚科で相談するべきでしょう。
また、医師が推奨しない場合は、無理に使わず、レチノールをはじめとした影響の強い成分を含まない保湿や整肌中心のスキンケアに止めるのが良いでしょう。
本格的な攻めのスキンケアは体調、肌の調子が万全になってから行いましょう。
まとめ:COSRXレチノールの使い方|スキンケアで使う順番・頻度・併用NG成分・冷蔵庫保存まで
この記事の内容をまとめます。
✅COSRXレチノールは0.1/0.3のクリーム・0.5のオイルと、濃度別に選べる3タイプ展開で、初心者から上級者まで対応可能。
✅0.5オイルのみオイルベースなのは、高濃度ゆえに刺激を和らげるクッション効果を重視した処方設計だから。
✅目元・鼻回りなど刺激を受けやすい部位は、部分使いから少量ずつ使い始めること(アヌアのアイクリームは0.1%で更にマイルド)。
✅使用量はクリームならパール1粒、オイルならスポイト1~2滴程度を守り、薄く伸ばすことが大切。
✅使用頻度は2〜3日に1回から始め、肌が慣れてから連日使用に移行するのが王道。
✅レチノールと併用NGな成分(ビタミンC23やナイアシンアミド、AHA/BHAなど)は、朝と夜に分けて使えばリスクを低減できる。
✅相性の良いCOSRX製品として、プロポリストナー・アルブチンセラム・ペプチド導入美容液などが肌バリアを整える目的で併用に適している。
✅開封後は冷蔵庫保存が推奨、テクスチャの変化・色・匂いに注意しつつ、なるべく6ヵ月以内には使い切るべき。
✅Qoo10公式でも「ホルモンによる敏感肌の影響で使用を推奨しない」と明記されており、妊娠・授乳中は医師への相談が必須
COSRXのレチノールシリーズは、「段階的に始めやすく、安全に使える」処方設計が秀逸です。ですが、“濃度・部位・頻度・保存”といった細やかな使い方次第で、その効果と肌への安全性がグッと引き上がります。ぜひこの記事をガイドに、あなたの肌に合った“レチノールケアの最適ルート”を見つけてください。
COSRXのレチノールシリーズは、「濃度が3種類あり段階的に始めやすい」「濃度に合わせて製品形態を調整している」処方設計が秀逸です。
ただ、たとえば目元のケアや部分使いなど、より繊細なエリアへの使用にはやや使いにくさを感じるかもしれません。
目的に応じて、アヌアのレチノールアイクリームやレチノールナイトクリーム、トゥヴェールのレチノミルクのような、より専用性の高い製品を検討するとよいでしょう。