Amazonランキングで常に上位に入っており、SNSでも話題になっているピーリング系導入美容液「リポピール」。
発売後わずか4カ月でAmazonの月間販売本数が2万本超え(2025年6月時点)。類例のないメガヒットスキンケア商品となっています。
あまりの露出に、気にはなるもののスキンケアコスメに詳しくなければ「他の美容液とどう違う?」「導入美容液って何?」「どうやって使うの?」と疑問がいくつも出てくると思います。
この記事では、リポピールをスキンケアで使う順番や使う頻度、1回の量、冷蔵庫保存の必要性などの使い方を中心に、使用に適した年齢、似ているスキンケアアイテムがあるのか、併用不可の成分はあるかなど、よく検索されるポイントを取り上げ、解説していきます。
なお、こちらの記事も併せて読まれると、よりリポピールへの理解が深まるかと思います。

リポピールはどんな美容液?
リポピールは、一般的な「導入美容液」とは少し異なる、ちょっとユニークな立ち位置にあるスキンケアアイテムです。
リポピールは導入美容液でありながら「ピーリング効果」にも注力
リポピールは、「洗顔後すぐに使う導入美容液」に分類されるアイテムですが、それと同時に「角質ケア=マイルドピーリング」という性質も併せ持っています。
一般的な導入美容液は、化粧水や美容液の浸透をサポートすることに特化していて、ピーリング要素を持つものはあまり多くありません。
ですが、リポピールは「角質柔軟成分(AHAやPHAなど)+ナノ化したグルタチオンやビタミンC誘導体」を配合することで、肌をやわらかく整えながら、美容成分のなじみやすい状態に導く、という導入美容液に加えて、ピーリング(角質ケア)美容液という「2つの役割」を持たせた処方になっています。
リポピールの使用感はマイルドで毎日使える
「ピーリング」と聞くと、人によっては副反応としてヒリついたり赤みが出たりといった「攻めの成分」をイメージするかもしれません。
しかし、リポピールは毎日使えるようなマイルドな成分処方です。
とろみのある透明な美容液で、肌にのせるとすっとなじみ、ベタつかずにしっとり。
刺激の強さを感じる人はかなり少なく、口コミを見ても「敏感肌でも使えた」という声が多いのが特徴です。
ピリピリ系のピーリングとは違い、「地味だけど、つるっと整ってくる」ような使用感を求める人に向いています。
リポピールは“空白地帯”を埋めた設計で、他に似た製品がない、代替しにくい立ち位置
実は、こうした「ピーリング機能つきの導入美容液」は、ありそうでなかった商品。
ピーリング美容液と導入美容液のカテゴリの中間「空白地帯」をついた設定なのです。
一般的に、導入美容液は「肌をやわらかくほぐして化粧水のなじみを良くする」もの。
一方で、ピーリング系美容液は角質除去効果を重視するあまり、刺激感や乾燥をともなうことも少なくありません。
リポピールはこの中間を狙った処方設計で、AHA・BHAなどの角質ケア成分を微量に配合しつつ、グリセリンやヒアルロン酸など保湿成分も含む“マイルドなピーリング導入美容液”です。
そのため、ピーリングにありがちなピリつきや乾燥が出にくく、朝晩、毎日の使用にも向いています。
「ピーリング機能つきの導入美容液」という「新カテゴリ」には、リポピールがヒットした現在でも、追従するような新商品はでていません。
リポピールの人気は次第に落ち着いてはいくとは思いますが、同カテゴリのライバル商品が出ない限りは人気は安定しそうです。
リポピールの口コミを参照したいならQoo10公式で!
リポピールは毛穴汚れ・角質肥厚・肌のごわつきやくすみといった、“肌表面のざらつき”や“透明感のなさ”に悩む人向けのアイテムです。
実際に口コミでは「肌がつるんとして化粧ノリが良くなった」「くすみが気にならなくなった」といった評価が目立ちます。
スキンケアの土台作りとして、“肌のリズムを整えるための美容液”という位置づけで使われることが多いのも納得の内容です。
なお、実際の使用感や肌の変化については、Qoo10の商品ページの口コミがとても参考になります。Amazonよりもレビュー数が多いうえ(2025年6月時点で4,800件超)
また、公式の担当者が返信をしているレビューもたくさんあります。
この担当者の返信から、成分や使い方に関する補足情報も得られるため、購入前に確認しておくと安心感が高まると思います。
リポピールの正しい使い方|導入美容液としての順番・頻度・タイミング
リポピールをスキンケアで使う順番は「洗顔後すぐ」|化粧水の前に使う
リポピールは「導入美容液」というカテゴリのスキンケアアイテムです。
導入美容液は、肌をやわらかく整えて、あとに使う化粧水や美容液の浸透をサポートする役割があります。
そのため、使う順番としては、洗顔後すぐ、何もつけていない状態の肌に使うのが正しいです。
その後、いつもの化粧水・美容液・クリームなどを重ねていきましょう。
リポピールを使う頻度は?毎日、朝夜両方でもOKだが敏感肌の人は調整を
Qoo10・Amazonなどの販売ページでは「朝夜の使用」や「毎日使用」が推奨されています。
実際の口コミでも、毎日使っている方が多く、朝のメイク前にも使いやすい、マイルドな使用感で、
敏感肌の人でも比較的警戒せず使えるスキンケアアイテムです。
ただ、いくらマイルド処方といっても、ピーリング成分が含まれているため、「肌への刺激が気になる」「敏感肌で不安がある」という方は、まずは夜だけの使用や、週2~3回程度から様子を見たほうが安心感を得られます。
とくに肌がゆらぎやすい時期には、毎日使うのではなく肌の調子を見ながら調整しましょう。
最初のうちは1日おき→毎日へと、肌の調子を見ながら使うとよいでしょう。
リポピールの適切な使用量はスポイト半分~1回分程度
公式では明確な量の指定はありませんが、導入美容液の使用量の目安としてはスポイト半分〜1回分(2〜3滴)を手のひらに出して顔全体に広げるのが一般的です。
リポピールもこれに順じます。
とろみのあるテクスチャーで、伸びがよいため、少量でも顔全体に行き渡ります。
リポピールは冷蔵庫で保管すべき?おすすめの保存方法と注意点
リポピールの販売ページには「冷蔵保存が必要」とは明記されていません。
そのため、基本的には常温保管でも問題ない処方ですが、成分の性質上、冷蔵庫や冷暗所で保管するのがより安心といえます。
なぜなら、リポピールには以下のような変質しやすい成分が含まれているからです。
✅ビタミン類(ナイアシンアミドなど)は、光や熱、空気に触れることで酸化・劣化が進みやすい
✅AHAやBHAなどのピーリング成分は、温度変化や紫外線の影響で不安定になりやすい
✅浴室など湿度の高い場所では雑菌の繁殖や内容物の分離などが起こる可能性も
こうした理由から、特に夏場や室温が高くなる環境では、冷蔵庫の野菜室などでの保管がおすすめです。
また、毎回の出し入れによる結露や温度差が気になる場合は、日の当たらない涼しい引き出しなど「冷暗所」での保管でも十分です。
リポピールと併用不可の成分はある?|完全に併用不可ではないがAHA・BHAと刺激が重なる成分に注意
リポピールにはAHA(グリコール酸など)やBHA(サリチル酸)が含まれており、角質をやわらかくする「ピーリング系」の処方です。
といってもひとつひとつの成分が多くなく、マイルドな処方なので完全に併用が不可。といったようなスキンケアアイテムは、公式を読み解いても特に見当たりませんでした。
ただし、リポピールの成分を見るに、以下のような単体の「攻めの成分」が濃いスキンケアアイテムと一緒に使うと、肌への刺激が重なる可能性があるため、注意したほうがよいでしょう。
リポピールと併用注意の主な成分
✅レチノール(ビタミンA誘導体)
✅高濃度ビタミンC(アスコルビン酸など)
✅アゼライン酸
✅ナイアシンアミドの高濃度配合(10%など)
✅リードルショット系(物理的刺激を与える美容液)
これらの成分は、AHA(グリコール酸など)やBHA(サリチル酸)と反応すると、肌に赤み・ひりつき・乾燥などの刺激が出やすくなるため、これらの成分を含むスキンケアアイテムの併用は慎重に判断すべきです。
「攻めのスキンケアアイテム」をどうしてもリポピールと併用したい場合の使い方のコツ
リポピールは成分がマイルドなので、「攻めの成分」を含むスキンケアアイテムとの併用が絶対NGというわけではありません。
肌への刺激が不安な方は、まずはアイテム単体でバッチテストをすることはもちろんのこと、以下のような使用方法をとるなど、肌への負担を最小限にするよう工夫しましょう。
✅刺激が出やすい日は、リポピールか「攻め」のスキンケアアイテム、どちらか一方に絞る
✅日を分けて使う(例:リポピールは月水金、レチノールは火木土など)
✅同じ日に使う場合は、リポピール → 化粧水 → レチノールの順番で重ねる(化粧水が成分を中和)
✅使用頻度や量を控えめにし、少しずつ慣らす
敏感肌の方やレチノール初心者の方は、まずはどちらか一方を週2~3回から始めましょう。
肌の様子を見ながら少しずつ、段階的に併用していく。という方向性を取ったほうが肌トラブルのリスクを減らせます。
リポピールは何歳から使える?年齢層と肌状態で考える使用の目安
リポピールは年齢制限のあるアイテムではありませんが、肌にAHAやBHAといった「角質ケア成分」が含まれているため、使用に向いている年齢層や肌状態にはある程度の傾向があります。
ここでは「何歳から使えるの?」「自分の肌に合っている?」と気になる方のために、年齢層別に使用の目安を整理しました。
10代(中高生)
思春期ニキビに悩む方も多い時期ですが、皮膚が薄く敏感な人も多く、AHA・BHAは刺激になりやすい可能性があります。
使うならニキビの出やすい部分だけに限定し、週1〜2回の頻度で様子を見るようにしましょう。
基本的には無理に取り入れる必要はなく、まずは洗顔や保湿を丁寧に行うのが先決です。
20代前半
皮脂分泌が多く、毛穴詰まりや肌のごわつきが気になり始める時期。肌が丈夫な方なら、毎日使用も可能です。
ただし、乾燥肌や敏感肌の方は週2~3回から始めるなど、様子を見ながら使うようにしたほうがよいでしょう。
20代後半~30代
くすみ・角質肥厚・化粧ノリの悪さなどが気になり始める頃で、まさにリポピールのターゲット層。
「毎日使えるピーリング導入美容液」として取り入れやすい世代です。夜だけでなく、朝のスキンケアにも使いやすいという口コミも多く見られます。
40代、50代~
ターンオーバーが低下し、肌のハリや透明感が失われやすい年代。
リポピールの「つるん感」「なめらかさアップ」の効果を実感しやすい層です。
ただし、乾燥しやすい肌状態の方は、保湿アイテムとセットで使うなど、バランスを取ったケアが重要になります。
リポピールが向いていない人・使用を控えるべきケースとは?
マイルド処方とはいえ、リポピールはAHA・BHAを含む“攻めの設計”のスキンケアアイテムです。
そのため、以下のような肌状態や状況にある方は、使用を控えるか頻度を調整するのが望ましいです。
敏感肌・バリア機能が弱っているとき
乾燥で肌がピリピリしたり、赤みが出やすかったりする場合、角質ケア成分が刺激になることがあります。
そうした日は無理に使わず、肌の状態が安定してから慎重に少しずつ再開しましょう。
皮むけ・赤み・ヒリつきなどがあるとき
すでに肌トラブルが出ている場合、ピーリング成分が悪化を招くおそれがあります。
肌が敏感になっているときは、一時的に使用を中止し、まずは保湿・鎮静に集中しましょう。
他の“攻め成分”と併用しているとき
レチノールやビタミンC、アゼライン酸、ナイアシンアミドの高濃度配合製品などをすでに使用している場合、併用によって刺激が重なる可能性があります。
頻度を最小限にしたり(週2~3回など)、日を分けて使うなど、肌への影響を落としたスケジュールを取り入れてください。
妊娠・授乳中の使用は医師に相談を
リポピールに含まれるAHA(グリコール酸)やBHA(サリチル酸)は、一般的には外用使用であれば安全性は高いとされますが、妊娠中・授乳中はホルモンバランスの変化で肌が敏感になりやすく、刺激やアレルギー反応が出やすくなる可能性があります。
また、BHA(サリチル酸)は高濃度かつ広範囲への使用でごくわずかに体内吸収される可能性があるとされ、一部の医療機関では念のため妊娠中の使用を避けるよう勧めています。
そのため、不安のある方や医師の指導を受けている方は、使用前に必ず医師に確認することをおすすめします。
代替できる美容液はある?|リポピールと似た処方・使用感の製品を探すなら
リポピールがここまで人気を集める大きな理由のひとつとなっているのが、「ピーリング」と「導入」の中間に位置する、これまでにほとんど存在しなかった「空白地帯」を埋めた設計だと思います。
リポピールのように刺激が少なく、洗い流し不要のピーリング美容液はない
リポピールは「角質ケアをしたいけど、刺激はできるだけ少なく」「ピーリングしたいけど、ピーリング美容液に必要な『拭き取り』や『洗い流し』は面倒」といったニーズを埋める、珍しい存在です。
✅拭き取り不要
✅洗い流し不要
✅マイルドなAHA・BHA配合
✅導入美容液として使える設計
このような条件をすべて満たす製品は他になく、「完全な代替品」と呼べるような商品は存在しません。
だからこそ、人気が持続するのは当然。と言ってもいいかと思います。
「なんとなく近い」雰囲気の「ピーリングスキンケアアイテム」の例(あくまで参考)
リポピールは、洗い流し不要・毎日使えるマイルドなピーリング設計の導入美容液という珍しいカテゴリ。
似たような処方の美容液は存在せず、完全な代替品はありません。
ただし、「ピーリング成分で角質ケアしたい」「化粧水の浸透をよくしたい」という目的であれば、以下のピーリングスキンケアアイテムが近い立ち位置として検討できます。
ただ、リポピールの「ある程度ピーリング成分が入っているのに、刺激が少ない」という絶妙なバランスは、他の製品では特に代えのきかないポイントとなっていますので、リポピールが良いと感じた方は、無理に代替品を探すのではなく、リポピールをつかったほうが無難でしょう。
タカミスキンピール(タカミ)
タカミスキンピールはその容器の形から誤認されがちですが、美容液でなく「導入化粧水」です。立ち位置はリポピールにかなり近いといえるかと思います。
ピーリング成分が入っていないというところが使う人の評価の分かれるポイント。
分類:プレ化粧水(導入化粧水)
特徴:角質柔軟成分を含みながら、極めて低刺激で毎日使える
違い:ピーリング成分の種類・濃度が異なり、明確なAHA・BHAは不使用(刺激も効果もかなりマイルド)肌の「代謝リズム」を整えることを目的にしており、角質を無理にはがすピーリングではない。あくまで角質柔軟系。
製品名 | 分類 | 目的・特性 |
---|---|---|
リポピール | 導入美容液 | ピーリング+導入効果(AHA/BHA配合) |
タカミスキンピール | プレ化粧水(導入液) | 角質柔軟・ターンオーバー補助(低刺激) |
ナチュリエ ハトムギピーリングジェル
分類:ピーリングジェル
特徴:
・AHA(フルーツ酸)配合
・毎日使える処方(マイルド)
・洗い流し不要ではないが、肌への刺激はかなり抑えめ
・ドラッグストアやAmazonなどで安定的に入手可
違い:
項目 | リポピール | ハトムギピーリングジェル |
---|---|---|
使用タイミング | 洗顔後すぐ(導入美容液) | 洗顔後・週数回(マッサージ用途) |
使用後のケア | 基本的に洗い流し不要 | 洗い流し必須 |
目的 | 角質をやわらかくし、浸透促進 | 古い角質を物理的に除去 |
質感 | 美容液状(さらっと) | ジェル状(こすってポロポロ) |
まとめ:リポピールの正しい使い方は?|頻度、朝夜、冷蔵庫保存の必要性、併用不可、年齢、似ている製品なども解説
この記事の内容をまとめます。
✅リポピールは「導入美容液」と「マイルドなピーリング」の中間的な設計で、同等の代替製品はほぼ存在しない。
✅洗い流し・拭き取り不要で毎日使える、AHA・BHA配合のブースタータイプは珍しい。
✅「ナチュリエ ハトムギピーリングジェル」は入門的なピーリングとして使われることがあるが、洗い流しが必要で物理的な刺激もあるため性質が異なる。
✅「タカミスキンピール」は使用順や目的が似ており比較されるが、成分もアプローチもまったく異なる“プレ化粧水”に分類される。
✅リポピールのような設計は他にほとんどなく、肌への刺激の少なさと手軽さを両立している点で独自性が高い。
✅代替を探すよりも、自分の肌状態に合わせて「使えるように調整する」発想のほうが現実的。
✅ピーリング初心者や肌が敏感な方は、よりマイルドな導入化粧水やピーリングジェルから始めて、ステップアップする方法もある。
リポピールが「導入美容液」という形で設計されているのは、角質を無理に取り除くのではなく、肌の自然なターンオーバーを補助することを意図しているからだと考えられます。
リポピールは従来のピーリングアイテムに必須だった洗い流しや拭き取りを必要とせず、肌への刺激、負担を最小限にとどめながら、無理なく角質ケアを続けられる点が一番の魅力です。