ダルバ日焼け止め製品には「石鹸で落とせる」と明記されているものもあれば、そうでないものもあります。
商品説明に「石鹸で落ちる」とされる日焼け止めでも、実際に購入してみると、あまり石鹸だけでは落としやすくなかった。という経験は誰しもお持ちだと思います。
この記事では、
・ダルバの日焼け止めの中で「石鹸で落ちる」とされている製品はどれか?
そして
・実際に石鹸だけで落としきれるのか?
をまずは検証します。
さらには、日焼け止めを肌に負担をかけずにきちんと落とすためのおすすめの洗顔方法、クレンジング選びまでを詳しく解説します。
ダルバに「石鹸で落ちる」と明記されているUV製品と、されていない製品がある理由
ダルバのUV製品(日焼け止め機能付き製品)は2025年6月時点で7製品ありますが、「石鹸で落ちる」と明記されているものと、特にそのような記載がないものがあります。
これは、紫外線防御成分の種類や、製品の設計意図による違いが背景にあります。
「石鹸で落ちる」と明記されているのは以下2製品
以下の2製品には、公式の製品説明やパッケージに「石鹸で落とせる」といった記載があります。
マイルドサンクリーム
エアーフィット フレッシュ サンスティック
Qoo10ダルバ公式-ダルバ エアーフィット フレッシュ サンスティック
これらの製品は、いずれも紫外線防御成分として酸化亜鉛のみを使用しており、ウォータープルーフ処方や高密着設計ではありません。
また、どちらも低刺激処方・敏感肌向けをうたっており、クレンジング不要で肌に負担をかけずに落とせることが強調されています。
「石鹸で落ちる」と書かれていない他の製品
一方で、以下の5つのUV製品については「石鹸で落ちる」という記載は見られません。
ピンク トーンアップサンクリーム
Qoo10ダルバ公式-ダルバ ピンク トーンアップサンクリーム
パープル トーンアップサンクリーム
Qoo10ダルバ公式-ダルバ パープル トーンアップサンクリーム
グリーン トーンアップサンクリーム
Qoo10ダルバ公式-ダルバ グリーン トーンアップサンクリーム
※楽天でのグリーントーンアップの販売は韓国出荷分のみ
エッセンスサンクリーム
スーパー(モイスチャー)エッセンスサンクリーム
Qoo10ダルバ公式-ダルバ スーパーモイスチャーエッセンスサンクリーム
※楽天でのモイスチャーの販売は韓国出荷分のみ
これらはすべて、紫外線防御成分として紫外線吸収剤を採用しており、トーンアップ・ツヤ・密着感のある仕上がりが特徴です。
そのため、ファンデーションとの相性や持続力を重視した処方になっており、石鹸≒洗顔料のみでの完全な落としやすさは保証されていないという扱いになっています。
「石鹸で落ちる」と明記されている/いない違いは「石鹸のみで洗浄することを前提とした処方」かどうか
「石鹸で落ちる」とされている製品は、紫外線吸収剤を含まず、密着力も比較的おだやか。洗顔料≒石鹸での洗浄を前提とした処方になっています。
一方、石鹸オフ非明記の製品は、より強力な紫外線カット効果と密着性を持ち、「重ね塗りやファンデとの併用前提」の製品であるため、石鹸のみでのオフを保証できないという立場なのです。
公式に「石鹸で落ちる」と説明されているダルバの日焼け止めがわざわざ「石鹸で落ちる」と検索される理由とは?
ダルバの日焼け止めの中には、商品説明に「石鹸で落とせる」と明記されている製品もあります。
しかし、実際には「ダルバ 日焼け止め 石鹸で落ちる」といった検索がされていたり、SNSやレビューでも「本当に石鹸で落ちるの?」という声が見られます。
いったいなぜ、「石鹸で落とせる」はずなのに、そうした疑問や不安が出てくるのでしょうか?
ここでは、「石鹸で落ちる」と検索される背景となるユーザー心理を整理してみます。
「石鹸で落ちる」と検索される背景には「石鹸で落とせる」との説明に対する不信感がある
スキンケアやメイクアイテムの中には商品説明に「石鹸で落ちる」と書かれていても、実際に石鹸≒洗顔料のみで洗顔しても、ヌルヌルが残ったり、すっきり落ちた気がしないものもあります。
こうした経験がある人ほど、「ほんとに落ちるの?」「実はクレンジングが必要なんじゃ?」と疑ってかかるのはごく自然なことです。
ファンデや重ね塗りしたときに石鹸での洗顔だけでは落ちにくそうというイメージ
また、日焼け止めを重ね塗りしたり、ファンデーションやパウダーと併用した場合には、石鹸での洗顔だけで完全に落ちるのかどうか、不安に感じる人も多いでしょう。
実際、落ち方は不完全になりがちで、ヌルヌルが残ったり、すっきり落ちた気がしないことがほとんどです。
特にトーンアップ系のUV下地などは肌に密着しやすく、「石鹸で落ちる」と言われても、どうしても落ちにくそう…という印象を持たれがちです。
そもそもメーカーとすれば、その製品単体で使用した場合には「石鹸で落とせる」と書いているだけで、他の製品と併用している場合の落ちを保証いるわけではないのです。よって、落ちた気がしないどころか、実際に落ちてきってはいない、残ってしまっているのが当然なのです。
SNSや一部口コミで「クレンジングやクレンジングオイルも使う派」が存在するが…
“肌に残ったら怖い”という予防的クレンジング志向
SNSやレビューを見ると、「一応クレンジングも使っておいた」「念のためクレンジングオイルで落としてる」という声がちらほら見つかります。
「石鹸で落ちる」とはいえ、少しでも肌に残ったら毛穴詰まりや肌荒れにつながりそう…。
そんな心配から、「とりあえずクレンジングしておこう」と考える人が少なくないことが口コミからわかります。
特に敏感肌・ゆらぎ肌の人ほど、“落とし残しが肌トラブルを招くかも”という不安を感じやすく、結果的に石鹸で落とせる処方でもクレンジングを併用しがちです。
実際に落ちにくさを感じた人だけでなく、念のためクレンジングを使う「予防的ケア派」の存在も、「石鹸で落ちる」との検索意欲を後押しする要因になります。
「一応クレンジングも使っておいた」「念のためクレンジングオイルで落としてる」という口コミにおいて注意したいこと
なお、「一応クレンジングも使っておいた」「念のためクレンジングオイルで落としてる」という方の声を拾って、「ダルバの日焼け止めって石鹸で落ちないんだ~」とか、「ダルバの公式の説明は正しくないのでは…?」と思いこまないでくださいね。
実際のところ、メーカーが想定している使い方の範囲内では、「石鹸で落とせる」としている日焼け止めはきちんと落ちるわけですが、想定外の使い方があると石鹸で落とし切れないということが出てくるのです。
このような人が実際どのような使い方をしているのか、メーカーが想定しているように単品で使っているのか、それともなにかスキンケアアイテムを重ねているのか…など、発言では見えにくい使用環境などの要素も気にしておく必要があるでしょう。
「石鹸で落とせる処方」とされていても落ちにくく感じた人にありがちな使用パターン
「石鹸で落とせる処方」とされている日焼け止めでも、実際には“なんだか落ちにくい”と感じるケースがあります。
ただ、多くの場合、それは製品の問題というより、使い方や使用状況が影響しています。
ファンデーションや化粧下地との併用
ベースメイクと混ざると、洗顔料だけでは落ちにくくなる傾向があります。
汗や皮脂でよれて肌に密着した状態
日焼け止めが崩れたあと、肌に密着し直すと洗浄力が必要になる場合があります。
肌が脂性肌タイプ・皮脂分泌が多い人
皮脂が多いと、乳化しにくく洗浄時にぬるつきを感じやすいです。
このような場合、「石鹸で落ちる」処方でも、洗い上がりの「すっきり感」が物足りなく感じるのはごく自然なことです。
そこで、いかに肌に負担をかけずに追加の洗顔で日焼け止めやメイク残りを落とすかが大切になってきます。
どう洗えば安心?肌にやさしく、日焼け止めやメイク残しを落としきる洗顔・クレンジング方法
日焼け止め単品使用・軽めのメイクなら弱酸性洗顔料でOK
ダルバのマイルドサンクリームやスティックタイプなど、「石鹸で落ちる」と明記された製品は、クレンジングを使わなくてもOKな処方になっています。
薄く塗って単品で使っている場合や、パウダーのみを軽く重ねているような使い方であれば、弱酸性の泡洗顔料などで十分落とせるのが普通です。
ただし、洗顔後にぬるつきや膜感が残っていると感じた場合は、肌トラブル予防のためにも洗い方や洗顔料を見直すのがおすすめです。
ファンデ併用や重ね塗り時はW洗顔または軽めのクレンジング推奨
日焼け止め製品をファンデーションやパウダーと併用したり、日中の塗り直しで重ね塗りした場合、「石鹸で落ちる」と説明がある日焼け止め製品であっても、洗顔料だけでは落としきれていないことがあります。
そうしたケースでは
1.まず軽めのクレンジング剤(ジェル・ミルク・バームなど)で日焼け止めやメイクをなじませて落とし
2.その後に再度、洗顔料で洗顔し、仕上げる
ことで、落とし残しを防ぎつつ、肌への負担も抑えることができます。
この方法は洗いすぎを避けつつ、日焼け止めやメイクの残りをスッキリ落とせるため、「なんとなく残った感じがする」場合や、「肌がベタつく気がする」といったときに使えます。
肌にやさしい「軽めのクレンジング剤」の具体例(日本で入手しやすいもの)
先に言及した「軽めのクレンジング剤」の具体例を上げます。
【アテニア】スキンクリアクレンズ
オイル無香タイプもあり/W洗顔不要でも可
【ファンケル】マイルドクレンジングオイル
肌負担が少なくリピーター多数
【ビオレ】メイクとろりん なで落ちジェル
ドラッグストアでも買える弱刺激設計
【カウブランド無添加】メイク落としミルク
敏感肌・乾燥肌向けの定番
【なめらか本舗】クレンジング洗顔 NC
豆乳イソフラボン(保湿成分)を配合
これらはすべて、Amazonや楽天などで安定して購入できるアイテムです。
これらは肌に優しく、軽めの使い心地ですが、微妙に洗浄力や洗浄後に残る保湿成分が異なりますので、よく特徴を確認し、肌質やメイクの濃さに応じて選ぶとよいでしょう。
肌トラブルを避けるための洗顔のコツ
どんな洗浄剤を使う場合でも、洗い方そのものが肌負担につながることもあるため、以下のポイントを意識しましょう。
✅肌をこすらず、やさしく泡で包みこむ
✅ぬるま湯(32~34℃)でしっかりすすぐ
✅落とす前にティッシュで余分な油分を軽くオフしておく
✅W洗顔をする場合は、時間を空けずに連続で行う
これらのポイントを意識することで、石鹸で落ちる処方でも、肌に負担をかけずすっきりと洗い流すことができます。
まとめ:ダルバの日焼け止めは本当に石鹸で落ちる?クレンジング不要?徹底検証
この記事の内容をまとめます。
✅ダルバのUV製品のうち、「石鹸で落とせる」と明記されているのは「マイルドサンクリーム」と「サンスティック」の2製品。
✅その他5製品(トーンアップ系・エッセンス系)は吸収剤を使用しており、「石鹸で落ちる」とは明記されていない。
✅「石鹸で落ちる」と書かれていても、ファンデ併用・重ね塗り・皮脂汚れなどで落ちにくく感じるケースは珍しくない。
✅肌に残っていそう・ベタつく感じがする場合は、軽めのクレンジングとW洗顔で対応するのが安全。
✅クレンジングを使う場合は「肌にやさしく・洗浄力が穏やかなもの」を選ぶのがポイント。
✅市販で買いやすい軽めのクレンジング剤としては、アテニア、ファンケル、カウブランドなどが人気。
✅洗顔時は「摩擦を避ける」「ぬるま湯ですすぐ」などの基本的なコツを守ることで、肌負担を最小限にできる。
ダルバの日焼け止めは肌にやさしい設計のものが多いですが、製品の種類や使用方法によっては、洗顔だけではすっきり落としきれないこともあります。
「石鹸で落ちる」という表記にとらわれすぎず、洗顔やクレンジングの方法や使用する洗顔料、クレンジング剤を調整し、きちんと日焼け止めやメイク残しを落とし切ることが大切です。
参考情報元:
・Qoo10ダルバ公式-日焼け止め・UV下地
・Qoo10ダルバ公式-エアーフィットサンスティック
・化粧品成分オンライン
・Amazonダルバ公式-サンケア
・アットコスメ|ダルバ口コミページ