「エリクシール レチノール 濃度」と検索してこの記事にたどり着いた方は、エリクシールの「エリクシールシュペリエル レチノパワー リンクルクリーム」のレチノール濃度が公式サイトに記載されていないため、詳細な情報を探しているのだと思います。
実際のところ、リンクルクリームのレチノール濃度はメーカーから公開されていません。
しかし、リンクルクリームが「医薬部外品」として販売されていることを考えると、正確な数値ではないにせよ、ある程度の推測をすることは可能です。
ただし、「レチノール濃度が高い=良い。買い。」と判断すべきではないという点には注意が必要です。
この記事では、エレクシールのレチノール化粧品「リンクルクリーム」が医薬部外品の指定を受けられる条件から、レチノール濃度は実際どの程度なのか考察しています。
そのうえで、リンクルクリームの濃度について、知っておくべき情報や注意点、それを踏まえて、リンクルクリームをはじめとしたレチノール化粧品をどう選ぶべきかについて解説していきます。
「エリクシールシュペリエル レチノパワー リンクルクリーム」のレチノール濃度はどのくらい?

エリクシールシュペリエル レチノパワー リンクルクリーム
「エリクシールシュペリエル レチノパワー リンクルクリーム」のレチノールは「純粋レチノール」を配合
エリクシールの「エリクシールシュペリエル レチノパワー リンクルクリーム」には、有効成分として「純粋レチノール」(ピュアレチノール)が配合されています。
レチノールには主に以下の2種類があります:
・純粋レチノール(ピュアレチノール):効果が高いが安定性が低い。
・レチノール誘導体(パルミチン酸レチノールなど):安定性が高いが効果はマイルド。
「エリクシールシュペリエル レチノパワー リンクルクリーム」は「純粋レチノール」を採用しているため、しわ改善やハリ・弾力アップなどの効果が期待できます。
「エリクシールシュペリエル レチノパワー リンクルクリーム」の推定のレチノール濃度は?
エリクシールの公式サイトでは、リンクルクリームのレチノールの具体的な濃度は公開されていません。
しかし、リンクルクリームは「医薬部外品」として販売されています。
日本の基準では、医薬部外品に配合されるレチノールの上限濃度は0.04%とされています。
したがって、リンクルクリームのレチノール濃度は最大で0.04%と推定されます。
また、医薬部外品の基準では、有効成分の最小濃度は最大濃度の1/10と定められているため、リンクルクリームのレチノール濃度の下限は0.004%と考えられます。
これらの情報から、リンクルクリームのレチノール濃度は0.004%〜0.04%の範囲内であると推測されます。
エレクシール リンクルクリームのレチノールは初心者でも使いやすい濃度設定
レチノールの濃度が高いほど効果も強くなりますが、その分「赤み」「皮むけ」「乾燥」などの副作用リスクも高まります。
エリクシールのリンクルクリームは最大でも0.04%以下の濃度であるため、レチノール初心者でも使いやすい設定となっています。
特に、レチノールを初めて使用する方や敏感肌の方には、低濃度の製品から始めることが推奨されます。
リンクルクリームのような低濃度のレチノール製品は、肌への負担が少なく、安心して使用できるでしょう。
0.1%以上のレチノールはなぜ医薬部外品ではないのか?
日本では、医薬部外品に配合できるレチノールの濃度には、最大で0.04%という上限が設けられています。
これは、効果と安全性のバランスを考慮して定められたものです。
一方で、0.1%以上の高濃度レチノールは、「医薬部外品」として認められず、「化粧品」扱いとなります。
この理由として、以下のような点が挙げられます。
日本の医薬部外品の基準と0.1%以上の扱い
医薬部外品の基準では、安全性を重視
レチノールの高濃度使用は、皮膚への刺激が強くなる可能性があるため、厚生労働省の基準で上限が0.04%に制限されています。
0.1%以上は「化粧品」としての扱い
日本では、0.1%以上のレチノールを含む製品は、医薬部外品の規制外となるため、「化粧品」として販売されます。
化粧品は「一定の効果が期待されるが、安全性に関しては自己責任」とされる部分があり、高濃度ゆえのリスクを十分理解して使う必要があります。
高濃度レチノールのリスク
0.1%以上の高濃度レチノールを使用すると、次のようなリスクがあるとされています。
赤み・皮むけ・乾燥
レチノールはターンオーバーを促進するため、肌に適応するまでの間、乾燥や皮むけが生じる可能性があります。
紫外線への感受性が高まる
レチノールは紫外線に弱く、日中の使用後に紫外線を浴びると、肌トラブルが悪化するリスクがあります。
A反応(レチノール反応)
肌が一時的に炎症を起こすこともあり、これを「A反応」と呼びます。特に高濃度レチノールではこの反応が顕著に現れることがあります。
詳しくは以下の情報をご参照ください。
海外製品の高濃度レチノールについて
海外では、1%以上の超高濃度レチノールを含む製品が市販されています。
これらは強い効果が期待できますが、日本では規制対象であり、注意が必要です。
こうした製品は、自己責任で使用する必要があり、初心者や敏感肌の人にはおすすめはできません。
💡ポイント:高濃度レチノールのリスクを十分に理解したうえで使うことが重要!
60代ではレチノール濃度は高いほうがいい?
年齢ではなく「肌質・耐性」が重要
「60代だから高濃度レチノールが必要」という単純な話ではありません。
肌質やレチノールへの耐性が、濃度選びにおいて最も重要なポイントです。
・乾燥肌や敏感肌の人:低濃度(0.01~0.04%)から始めるべき
・オイリー肌やレチノールに慣れている人:中濃度(0.05%程度)を使用するかは自己責任で!
60代のレチノール使用における注意点
保湿ケアを徹底する
60代になると、肌の保水力が低下しているため、レチノール使用中の乾燥対策が必須です。
保湿成分(ヒアルロン酸、セラミドなど)を含む化粧品と併用することで、肌トラブルを防げます。
紫外線対策を怠らない
レチノールは紫外線に弱く、日焼け止めの使用が必須です。外出時にはSPF30以上の日焼け止めを塗ることで、レチノールの効果を最大限活かせます。
レチノール初心者なら低濃度からスタート
たとえ60代でも、初めてレチノールを使う場合は、0.01~0.04%の低濃度から始め、週2~3回の使用から慣らすことが重要です。
参考情報元:
レチノール配合化粧品の選び方|おすすめの濃度と正しい使い方
話題のレチノールとは?効果や副作用を解説!トラブルを防ぐ使い方をレクチャー
レチノール製品の正しいスキンケア方法と当院のおすすめ製品
レチノール化粧品の正しい選び方
レチノールは濃度が高ければ効果が高いわけではありません。
自身の肌質やレチノールへの耐性を考慮し、適切な濃度の製品を選ぶことが重要です。
特に高濃度の製品を使用する際は、肌の状態を観察しながら慎重に進めてください。
※各製品の詳細や最新情報については、公式サイトや信頼できる情報源をご確認ください。
レチノール初心者(刺激に弱い人)
推奨濃度
医薬部外品レベルの低濃度(0.01~0.04%)
理由
レチノールは刺激が強い成分のため、初めて使用する場合は低濃度から始めることが推奨されています。
製品例
エリクシール シュペリエル レチノパワー リンクルクリーム
純粋レチノールを配合した医薬部外品で、シワ改善効果が期待できます。
アクアレーベル スペシャルジェルクリーム EX(オイルイン)
資生堂が展開するブランドで、このオールインワンジェルは、パルミチン酸レチノール(保湿・肌なめらか成分)を配合し、濃密なオイルがキメの奥まで浸透することで、もちっとしたハリとツヤのある肌へ導きます。
レチノールに慣れてきた人
濃度(推奨は控えます)
中濃度(0.04~0.1%)
理由
肌がレチノールに慣れてきた場合、効果を高めるために濃度を上げることが考えられます。
製品例
ビーグレン QuSomeレチノA
浸透力が高く、中濃度のレチノールを配合しています。
トゥヴェール レチノショット 0.1
純粋レチノールを0.1%配合した高濃度の製品です。
高濃度のレチノールを試したい人
濃度(推奨は控えます)
0.1%以上
注意点
高濃度のレチノールは肌への刺激が強く、副作用のリスクも高まります。
使用は自己責任。くれぐれも慎重な導入が必要です。
製品例
エンビロン C-クエンスセラム
段階的に濃度を上げられるシステムを採用しています。
肌のコンディションにあわせてビタミンA濃度を4段階(1、2、3、4プラス)でステップアップできます。
海外(南アフリカ)のメーカーの品です。
以下は4プラス。
その他海外製の高濃度レチノールクリーム
1%以上のレチノールを含む製品もいくつか存在しますが、日本国内での使用には注意が必要です。
まとめ:エリクシール リンクルクリームのレチノールはどんな人に向いている?
この記事をまとめます。
・エリクシールのリンクルクリームは純粋レチノール配合の医薬部外品
・推定濃度は0.004%~0.04%で、初心者向けの安全なレチノール濃度
・レチノールは濃度が高ければ良いわけではなく、肌質に合った選び方が重要
・60代でもいきなり高濃度を使うのではなく、低濃度から始めるのがベスト
・高濃度レチノール(0.1%以上)は刺激が強く、使用は自己責任で慎重に
・レチノール使用時は、保湿・紫外線対策を徹底することが必須
レチノールを初めて試すなら、安全性が高く、継続しやすい「エリクシールシュペリエル レチノパワー リンクルクリーム」 は魅力的な選択肢です。
「60代だから」「結果を求めているから」と、いきなりリスクの高い高濃度を使うのではなく、医薬部外品のリンクルクリームくらいから試していくのがよいでしょう。