ファンケルのマイルドクレンジングオイルは、W洗顔は不要なの?
この記事ではその疑問をメインテーマに、マイルドクレンジングオイルを使うときに気をつけたいポイントや、「マツエク中でも使えるのか」「濡れた手で使っていいのか」「乳化(エマルション)は必要なのか」といった使用時の注意点・疑問点についても、あわせてわかりやすく解説していきます。
- ファンケルのクレンジングは「マイルドクレンジングオイル」シリーズ
- 【H2】ファンケルの考え方は「W洗顔前提」。その理由は?
- マイルドクレンジングオイルは濡れた手でも使える?→乾いた状態で使うことを推奨
- ファンケル マイルドクレンジングオイルに“乳化”は必要?|乳化の必要性はかならずしもないが…
- マイルドクレンジングオイルはマツエク中でも使える?|基本OK
- 使い方のちょっとしたズレが「肌に合わない」と感じやすくなってしまうケース
- W洗顔用に使いたい洗顔料はこれ|毛穴・乾燥の悩みにあわせて選ぶ
- まとめ:ファンケルのクレンジングはW洗顔不要?マツエクOK?|乳化の可否・濡れた手で扱っていいかなど使い方の注意点を解説
ファンケルのクレンジングは「マイルドクレンジングオイル」シリーズ
ファンケルのクレンジングといえば「マイルドクレンジングオイル」の青と黒の2種類
ファンケルのクレンジングといえば、メインとなるのは「マイルドクレンジングオイル」シリーズです。
ドラッグストアや通販サイトでもっともよく見かけるのは、定番の青いボトル(通常タイプ)と、毛穴・皮脂ケアに特化した黒いボトル(ブラック&スムース)の2種類。
どちらもオイルタイプで、メイクや日焼け止めなどの油性の汚れを落とすためのクレンジングアイテムです。
特に青ボトルはファンケルを代表するロングセラー。
「するんと落ちて、つっぱらない」という使用感のバランスが高く評価され、幅広い肌質の方に支持されています。
・ファンケルマイルドクレンジングオイル(青ボトル)
黒ボトルは比較的新しいアイテムですが、炭や泥による吸着成分で角栓やざらつきにアプローチできるとして人気を集めています。
・ファンケルマイルドクレンジングオイル ブラック&スムース(黒ボトル)
洗顔料やジェルタイプと“クレンジング”を混同しないよう注意を
ファンケルの公式サイトや通販ページを見ていると、「クレンジングジェル」や「泥ジェル洗顔料」「洗顔パウダー」など、
クレンジングと似た名称の商品が並んでおり、クレンジング、いわゆる「メイク落とし」と混同してしまう方もいらっしゃるかもしれません。
ただ、「マイルドクレンジングオイル」以外は基本的に洗顔料や角質ケア用のアイテムであり、メイクや日焼け止めを落とすためのクレンジングとは用途が異なります。
たとえば「整肌クレンジングジェル」は“クレンジング”と名がついているものの、実際には角栓・毛穴ケアを目的としたジェル洗顔料に近い処方です。
ファンケルの「メイクを落とすためのクレンジング」として見てよいのは、あくまでマイルドクレンジングオイルの青・黒ボトルです。
【H2】ファンケルの考え方は「W洗顔前提」。その理由は?
ファンケルのマイルドクレンジングオイルは、W洗顔を前提とした処方設計になっています。
クレンジングのあとに洗顔料を使う“ダブル洗顔”を推奨しているのは、肌へのやさしさと、不要な汚れをきちんと落とす機能性を両立させるためです。
クレンジングと洗顔は「落とす汚れの種類」が違う
ファンケルがW洗顔を前提としている理由は、クレンジングと洗顔料では落とすべき汚れがそもそも異なるという考えに基づいています。
✅クレンジング ≒ メイク・皮脂・日焼け止めなどの「油性の汚れ」を落とすためのもの。
✅洗顔料 ≒ 汗・ほこり・古い角質などの「水性の汚れ」を落とすためのもの。
つまり、「油汚れ」「彗星の汚れ」両方の汚れをしっかり落とすには、「2ステップの洗顔が必要」と考えているのがファンケルの基本的なスタンスです。
最近は「W洗顔不要」のクレンジングも増えているものの…
近年では「W洗顔不要」とうたうクレンジング製品も増えており、忙しい朝や疲れた夜でも時短できるアイテムとして人気を集めています。
こうした製品は、1本でクレンジングと洗顔の両方をカバーする設計になっており、バームタイプやジェルタイプが代表的です。
ただし、1本で2役をこなす分、クレンジング力と洗顔力のバランスをとることが非常に難しく、「落ちきらない」肌質によっては「つっぱる」などのネガティブな口コミも散見されます。
例:代表的なW洗顔不要をうたうクレンジング製品
W洗顔不要をうたうクレンジング製品として、代表的な商品には以下のようなものがあります。
1本でメイク落としと洗顔を済ませたいという人には便利な選択肢となっていますが、あくまでも肌質や使い方、肌感覚により、落ちきらないと感じたり、合わないと感じることがあることはご了承ください。
ブランド | 製品名 | 特徴 |
---|---|---|
アテニア | スキンクリア クレンズオイル | オイルタイプ/W洗顔不要/人気クレンジング |
DUO(プレミアアンチエイジング) | ザ クレンジングバーム | バームタイプ/1本5役で人気/濃厚系 |
カウブランド無添加 | メイク落としミルク | 肌にやさしいミルクタイプ/W洗顔不要/低刺激重視 |
ビフェスタ | クレンジングローション | 拭き取りタイプ/W洗顔不要/朝夜の時短に◎ |
・アテニア スキンクリア クレンズオイル アロマタイプ
・DUO ザ クレンジングバーム ブラックリペア
・カウブランド 無添加 メイク落としミルク
・ビフェスタ クレンジングローション
ファンケルのマイルドクレンジングオイルは“きちんと落とす・やさしく守る”バランスをW洗顔で実現している
ファンケルのマイルドクレンジングオイルは、「汚れをしっかり落とすこと」と「肌へのやさしさ」の両方を成立させるためにW洗顔を前提とした処方になっています。
✅オイルでメイクや皮脂をするんと落とす → マイルドクレンジングオイル
✅洗顔料で肌表面の残り汚れやざらつきをやさしくオフ → 洗顔料
この2ステップをクレンジングと洗顔料とをセットで使うことで、肌に余計な負担をかけず、すっきりとした洗い上がりと潤いの両立が可能になるという設計思想です。
とりわけ、黒ボトル(ブラック&スムース)は、炭や泥の吸着成分を含む分、W洗顔をすることで成分の残留や乾燥を防ぎやすくなるという側面もあります。
なお、マイルドクレンジングオイルとセットで使いたい洗顔料については後ほどご紹介いたします。
「正直にW洗顔を前提としている」こと自体が、ファンケルの信頼感
W洗顔不要と書かれている製品の人気や話題が高まる中で、「W洗顔が必要です」と率直に明記しているファンケルの姿勢は、時代遅れとか、技術遅れとか、そういうことではなく、肌のことを第一に考えた、「誠実な製品設計」と「誠実な情報提供」の表れといえると思います。
このようなファンケルのブレない真摯な姿勢がユーザーの信頼性に繋がっているのだと思います。
マイルドクレンジングオイルは濡れた手でも使える?→乾いた状態で使うことを推奨
基本的にクレンジングオイルは“乾いた手・乾いた顔”が原則
一般的なクレンジングオイルは、乾いた状態で使うことが推奨されています。
理由はシンプルで、水に触れるとオイルが乳化(=水と混ざって白くなる現象)してしまい、本来のクレンジング力が発揮されにくくなるからです。
特に濃いメイクやウォータープルーフの日焼け止めは、水でオイルが分散してしまうと落ちにくくなるため、「乾いた状態で、しっかりメイクや汚れとなじませてから乳化 → 洗い流す」というのが正しい使い方とされています。
ファンケルのマイルドクレンジングオイルが“濡れた手OK”と公式に書かれているが…?
ファンケルのマイルドクレンジングオイルは、公式に「濡れた手・顔でも使える」と明記されています。
これは処方上、少々の水分があってもオイルがすぐに乳化しすぎず、一定の洗浄力がキープされるよう工夫されているためだと考えられます。
公式には、たとえば、「お風呂場で使用してもOK」「手や顔が軽く濡れた状態でも問題ない」とされています。
ただし、これは「完全にびしょ濡れの状態での使用を想定している」というわけではありません。
“少し濡れている”程度であることが前提です。
過度な水分はクレンジング力に影響を与えるというのが実際のところです。
使用時の注意点|“びしょ濡れ状態”は避けるのが無難
たとえば以下のような状態は、なるべく避けたほうが良いとされています。
✅手や顔が水滴でしたたるような状態
✅湯船に浸かった直後で手がびちゃびちゃのまま
✅シャワー中にそのまま使う
このような場合、水とオイルがなじみすぎてしまい、十分にメイクや皮脂と絡む前に乳化が始まり、クレンジング力が低下してしまう可能性があります。
理想的なのは、タオルで軽く水気を拭き取るか、手と顔が軽く湿っている程度の状態で使うこと。
「どうしても完全に乾いた状態で使うのが難しい」という場合でも、この工夫をするだけで、使用感・洗浄力が大きく変わってきます。
ファンケルのマイルドクレンジングオイルは比較的「濡れ」に寛大な処方ではありますが、“濡れた手OK”という言葉を過信しすぎるのは禁物です。
ファンデを厚めに塗った日などは、乾いた状態で使わないと落とし残しが出る可能性も否定できません。
ファンケル マイルドクレンジングオイルに“乳化”は必要?|乳化の必要性はかならずしもないが…
「クレンジングオイルには乳化が大事」と聞いたことがある方もいるかもしれません。
ただ、乳化といっても普通にはなじみのない用語なので、「具体的に何をするの?」「ファンケルのクレンジングでも必要なの?」と思う方もいらっしゃるでしょう。
ここでは、乳化の基本と、マイルドクレンジングオイルにおける必要性について、順を追って解説します。
「乳化」とは?|クレンジングにおける役割
乳化とは、オイルと水分が混ざり合って白く濁る現象のことを指します。
クレンジングにおいては、メイクや皮脂となじませたオイルに水を少しずつ加えることで、汚れを浮かせて落としやすくする工程を「乳化」と呼びます。
乳化の目的は主に2つです。
乳化の目的
1.クレンジングオイルを水で洗い流しやすくする
2.オイルが毛穴に残りにくくし、ニキビや肌荒れを防ぐ
特に濃いメイクや皮脂の多い肌の場合、乳化の工程を丁寧に行うことで、よりすっきりとした洗い上がりが得られるといわれています。
乳化の一般的なやり方(クレンジングオイル全般に共通)
「乳化」とは、クレンジングオイルが肌上のメイクや皮脂と混ざったあとに、少量の水を加えてオイルをミルク状に変化させる工程のことです。
このひと手間を加えることで、汚れが浮きやすくなり、すすぎ残しや肌への負担を軽減できます。
クレンジングオイルの乳化の基本ステップ
1.乾いた手・乾いた顔に、オイルを2〜3プッシュ(約2〜3mL)取り出す。
※ 顔全体にやさしく広げ、30〜60秒ほどマッサージしながらメイクや皮脂汚れになじませる。
2.手のひらに少量(小さじ1杯=約5mL程度)のぬるま湯を取って、顔に数回に分けてなじませる。
※このときオイルが白っぽく濁り、乳液状になっていれば乳化が成功している。
3.白くなったオイルを、指の腹でくるくると30秒程度なじませながら乳化を促進する。
4.ぬるま湯(30〜32℃前後)で20回以上を目安に丁寧にすすぐ。
※髪の生え際・あご・フェイスラインにオイルが残りやすいので注意。
ファンケルのマイルドクレンジングオイルは乳化が必要?
ファンケルのマイルドクレンジングオイルは「乳化を必須」とはしていません。
乳化をしなくても水にまざりやすく、流しやすい設計です、
公式でも、「そのまま水またはぬるま湯で洗い流せばOK」とされており、乳化を意識しなくても快適に使えます。
実際に、ファンケルのマイルドクレンジングオイルは水で流しやすく、メイク汚れもオイルも残りにくいことが、Amazonやアットコスメなどの口コミでも評価が高い傾向にあります。
マイルドクレンジングオイルは難しい手順なしで初心者でもきちんとメイクを落としきることができます。
濃いメイクや皮脂が多い日は“乳化”を意識すると◎
乳化が必須ではないとはいえ、「濃いメイクをした日」や「皮脂が気になる日」、「しっかりめにクレンジングを使った日」には、乳化の一手間を加えたほうがよりしっかりとメイク残りなく流せることは間違いありません。
また、毛穴汚れ・皮脂のつまりが気になるときは、乳化の工程を入れることで「肌表面がつるんと整う感じ」を実感しやすくなるでしょう。
乳化の一手間を加えることで、よりすっきりとした洗い上がりになり、オイルが残ったり、毛穴のざらつきが残るリスクを減らすことができます。
なお、マイルドクレンジングオイルの乳化の方法は上で説明した「クレンジングオイルの乳化の基本ステップ」に順じます。
マイルドクレンジングオイルはマツエク中でも使える?|基本OK
ファンケルのマイルドクレンジングオイルは、まつ毛エクステ(マツエク)をしている状態でも使用OKと公式に明記されています。
オイルクレンジング=マツエクNGというイメージを持っている方にも、実際は安心して使える処方となっています。
オイルクレンジングがマツエクにNGとされる理由
一般的にマツエク中にオイルクレンジングが避けられるのは、グルー(接着剤)が油分によって分解される恐れがあるからです。
とくに多くのサロンで使われている「シアノアクリレート系グルー」は油分に弱いため、オイルが原因でエクステが取れてしまうことがあります。
ファンケルのマイルドクレンジングオイルは「シアノアクリレート対応」
ファンケルのマイルドクレンジングオイルは、シアノアクリレート系グルーに影響を与えにくい処方設計になっており、公式にはまつ毛エクステ中の使用が明確にOKと明記されています。
オイルでありながらもマツエクユーザーに対応している点は、多くの人に支持されているポイントのひとつです。
マツエク中に使用する際の注意点と洗顔のコツ
ただ、いくらファンケルのマイルドクレンジングオイルがマツエク対応といっても、何も考えずにマツエクをつけていない時と同じように使うのは避けましょう。
✅まつ毛をこすらないことが最重要。摩擦によってエクステが物理的に取れてしまう可能性があります。
✅やさしく押さえるように洗う。落ちにくいアイメイクは、コットンにオイルを含ませてなじませるのが安心です。
✅乳化時は目元に水圧をかけすぎないように注意。顔全体をすすぐ前に、目元は最後に軽く洗い流すのも◎です。
✅施術サロンで「オイルクレンジング可」のグルーか確認しておくと、より確実です。
不安がある場合は専用クレンジングも選択肢に
マイルドクレンジングオイルが基本的にマツエクOKとはいえ、施術に使われた接着剤がオイル非対応だった場合は注意が必要です。
とくに不安が残る方、サロンでオイル対応かどうかを確認できなかった方は、オイルフリークレンジングを選ぶのもひとつの手です。
たとえば、以下のような製品がオイルフリーで且つ、マツエクOKとして人気です。
製品名 | タイプ | 特長 |
---|---|---|
モッチスキン 吸着クレンジング(オイルフリー・ジェル) | ジェル | 「W洗顔不要」「まつエクOK」「オイルフリー」と明記されており、肌にやさしくてまつエクにも対応 。ブラックは炭入り。 |
シャルーヌ ボタニカルクレンジングリキッド | リキッド | 130種植物美容成分配合、オイルフリー×W洗顔不要、まつエク対応 |
ヒルコス クレンジングジェル(AJNジェクレ) | ジェル | オイル不使用、まつエク対応とされているサロン向け商品 |
・モッチスキン 吸着クレンジング ブラック
・シャルーヌ ボタニカルクレンジングリキッド
・ヒルコス クレンジングジェル
マイルドクレンジングオイルとの使い分けの例
・濃いメイクの日でもファンケルをメインに使用し、目元だけはオイルフリークレンジングで慎重にケア
・毎日ナチュラルメイクの日や朝の拭き取り代わりに、上記オイルフリー製品を使う
敏感肌や乾燥が気になるときには、肌へのやさしさをより重視できるこれらの製品が活躍します。
使い方のちょっとしたズレが「肌に合わない」と感じやすくなってしまうケース
ファンケルのマイルドクレンジングオイルは、クレンジングオイルの中では比較的肌への刺激が少ない処方です。しかし、どんなに評判が良いクレンジングでも、使い方次第では「肌に合わない」「乾燥した」「なんかピリつく」と感じてしまうことがあります。
ここでは、ありがちな使い方の間違いや、実際に“合わないかも?”と感じるケースについて整理してみます。
乾いた肌に使っていない
クレンジングオイルの基本は、「乾いた肌に使う」ことです。
しかし、ファンケルのマイルドクレンジングオイルは「濡れた手でも使える」と明記されているため、びしょびしょの状態で使用してしまう人もいるようです。
濡れすぎた状態で使うとオイルが乳化してしまい、メイクや皮脂汚れとなじむ前に洗い流されてしまいます。
その結果、落ちきらなかった汚れが残って肌トラブルの原因になる可能性があります。
メイクにしっかりなじませずに洗い流している
マイルドクレンジングオイルを肌に乗せてすぐに洗い流してしまっているケースです。
クレンジングオイルのなじみが不十分だと、「メイクが落ちにくい」「ヌルつきが残る」「肌がざらざらする」といった不快感につながりやすくなります。
濃いメイクや皮脂が多い日に乳化をせずにいきなり洗い流している
ファンケル公式では「乳化しなくても洗い流せる」とされていますが、濃いメイクや皮脂が多い日には乳化を加えないと洗い流し切れない可能性があります。
洗い流しきれないと、クレンジング成分が肌に残って肌荒れの原因になったり、毛穴に油分が詰まったままになったりする恐れも。
W洗顔を省略している
マイルドクレンジングオイルは、W洗顔を前提とした処方です。
洗顔を省略すると、「肌がべたつく」「ヌルヌル感が残る」「スキンケアの入りが悪い」などの違和感が出やすくなります。
特に黒ボトル(ブラック&スムース)は吸着成分(炭や泥)が含まれているため、W洗顔しないと成分が残って乾燥やごわつきの原因になる可能性があります。
肌状態が不安定なときに使っている
・季節の変わり目
・花粉やマスク荒れ
・ストレスやホルモン変動によるゆらぎ肌
こういった一時的なバリア機能の低下があるときに、普段は問題ないアイテムが刺激になることもあります。
マイルドクレンジングオイルは比較的穏やかな処方ですが、「ゆらいでいる肌にはどんな製品でも刺激になることがある」というのは理解しておいたほうが良いでしょう。
マイルドクレンジングオイルが「肌に合わないかも?」と感じるときは、処方そのものが合わないというより、使い方のちょっとしたズレやその時期の肌の状態などが原因になっている可能性が高いです。
ここにあげた対策を意識してみると、肌の調子が持ち直すかもしれません。
W洗顔用に使いたい洗顔料はこれ|毛穴・乾燥の悩みにあわせて選ぶ
ファンケルのマイルドクレンジングオイルを使ったあとに行う「W洗顔」は、肌の状態を整えるうえでとても大切なステップです。
でも、洗顔料にもいろいろな種類があります。
ここでは、W洗顔用として相性のよい洗顔料を肌悩み別にご紹介していきます。
毛穴・皮脂が気になるなら「酵素洗顔パウダー」や「吸着系ジェル」
皮脂分泌が多めで毛穴のざらつきや黒ずみが気になる方には、「酵素洗顔」や「吸着成分入りの洗顔ジェル」がおすすめです。
たとえば以下のような製品は、ファンケルのクレンジング後の洗顔として非常に相性がよく、毛穴ケアまでをしっかりカバーしてくれます。
・ファンケル ディープクリア洗顔パウダー
炭・酵素配合の個包装タイプ。毛穴・ざらつきケアに特化。
・オバジC 酵素洗顔パウダー
ビタミンC+酵素で皮脂・角栓を分解。つるんとした洗い上がり。
・ロゼット 洗顔パスタ 海泥スムース
海泥&植物エキスで吸着洗浄。コスパも◎。
酵素洗顔は週2〜3回のスペシャルケアとして。
通常はマイルドな洗顔料と併用するのが理想です。
乾燥しやすい・敏感肌の方は「弱酸性の保湿洗顔料」
乾燥や刺激が気になる肌には、洗いすぎを防ぎつつうるおいを守ってくれる「弱酸性の保湿洗顔料」がおすすめです。
たとえば以下のような製品が該当します。
・ファンケル スキンコンディショニング洗顔
無添加&アミノ酸系。泡立ち良好で肌にやさしい設計。
・キュレル 潤浸保湿泡洗顔料
敏感肌向け処方。セラミドケアで乾燥しにくい。
・ミノン アミノモイスト ジェントルウォッシュ ホイップ
肌バリアを守るアミノ酸系洗浄。低刺激で安心。
とくに肌がゆらぎやすい時期や、季節の変わり目には保湿力重視の洗顔料を使うことで、洗顔後のつっぱり感や肌荒れを防ぎやすくなります。
朝洗顔や軽めに済ませたい日には「泡タイプ」や「拭き取り洗顔」も便利
ナチュラルメイクや日焼け止めだけの日など、軽めのクレンジング後は、洗顔もさっぱり簡単に済ませたいという方も多いでしょう。
そんなときは、泡で出てくるポンプタイプや、拭き取りタイプの洗顔料が手軽です。
・キュレル 潤浸保湿泡洗顔料(既出済み):ポンプタイプ
・ミノン アミノモイスト ジェントルウォッシュ ホイップ(既出済み):ポンプタイプ
・ビフェスタ 泡洗顔 モイスト:ポンプタイプ
ワンプッシュでふわふわ泡。乾燥肌向け。
・ビフェスタ クレンジングローション
W洗顔不要。朝の洗顔がわりにもなる拭き取り化粧水。
毎日の洗顔料は、肌状態・季節・生活スタイルに合わせて使い分けるのがベストです。
まとめ:ファンケルのクレンジングはW洗顔不要?マツエクOK?|乳化の可否・濡れた手で扱っていいかなど使い方の注意点を解説
この記事の内容をまとめます。
✅ファンケルのクレンジングといえば「マイルドクレンジングオイル」が中心。青ボトルと黒ボトルの2タイプが展開されている。
✅公式ではW洗顔を前提とした使い方が推奨されており、クレンジングだけでなく、洗顔料との組み合わせで「肌にやさしく、すっきり落とす」処方設計になっている。
✅「濡れた手OK」「乳化不要」「マツエク対応」など、使いやすさと肌への配慮が両立された設計。
✅ただし“濡れた手OK”といっても、水分量が多すぎるとメイクとなじみにくくなる場合があるため注意が必要。
✅乳化は不要とされているが、濃いメイクの日には意識的に乳化(ぬるま湯をなじませて白く変化させる工程)を取り入れることで、よりすっきり落ちる。
✅マツエクも基本的にはOK(シアノアクリレート系グルー対応)だが、不安な方はオイルフリーの拭き取りタイプなどに切り替える選択肢もある。
✅W洗顔に使う洗顔料はアミノ酸系・弱酸性・保湿重視のものがおすすめ。乾燥・敏感肌にはとくに相性がよい。
✅朝や軽めのメイクの日は、泡ポンプ式洗顔料や拭き取りタイプなど、肌負担の少ない時短アイテムを取り入れてもよい。
ファンケルのマイルドクレンジングオイルは、「使いやすさ」と「肌へのやさしさ」を高い次元で両立した優秀なアイテムです。
ただ、W洗顔は必須という条件での高みを目指した設計であり、W洗顔不要を謳っているクレンジングとはそもそも設計思想が異なるため、正しい使い方を知っておいたほうがよいです。
そうすることで、肌トラブルの心配が大きく軽減し、より高い使用の満足感を得られるはずです。
なお、ファンケルのマイルドクレンジングオイルはトライアル(ミニ)ボトルがありますので、フルサイズを購入される前にお試ししてみてはいかがでしょうか。
トライアルボトルにつきましては以下の記事で紹介しています。

※この記事を仕上げる際に参考にした情報
・ファンケルオンライン|マイルド クレンジング オイル
・Amazon商品紹介ページ|ファンケル マイルド クレンジング オイル
・Amazon商品紹介ページ|ファンケル マイルド クレンジング オイル(ブラック&スムース)
・Qoo10商品紹介ページ|ファンケル マイルド クレンジング オイル
・Qoo10商品紹介ページ|ファンケル マイルド クレンジング オイル(ブラック&スムース)
・化粧品成分オンライン
・ここで紹介したクレンジング、洗顔料の商品情報はAmazonの各製品の商品ページを参照