COSRXの「ビタミンC23」がAmazonのCOSRX公式でずっと品切れのまま──(2025年6月初旬現在)
そんな状況で、AmazonのCOSRX公式のビタミンC23紹介ページに代替品として掲載されている「ビタミンC13」ってどうなの?」と気になって検索され、こちらにたどり着かれた方もいらっしゃるのかなと思います。
この2つ、成分も使用感もけっこう違います。C23の代替品としてC13を紹介するのはちょっと無理があるかと思います。
この記事では、「C13はC23の代わりになるのか?」「むしろC13のほうがおすすめな人は?」という視点で、ビタミンC23とC13、2種類の違いを整理していきます。
なぜCOSRXの「ビタミンC23」はAmazonで売り切れが続いているのか?
「C23が欲しいのに、AmazonのCOSRXの公式ではずっと品切れ…どうなってるの?」
多くの方がこう感じているかと思います。

ビタミンC23売り切れ
しかも、AmazonのCOSRX公式の商品ページでは「この商品には新しいモデルがあります」として、C13への誘導表示までされている状態です。(2025年6月初旬現在)

ビタミンC13への誘導
こうなると今後もAmazonのCOSRXの公式でC23を購入するのは難しいかもしれません。
なお、楽天やYahoo!ショッピング、Qoo10など他のショッピングモールでは韓国公式からの並行輸入品販売のため、購入できます。
また、AmazonでもあえてCOSRXの公式ショップを選ばず、他の輸入業者の出品を選ぶなら購入は可能です。
日本国内での流通が不安定なのは、成分特性の影響かもしれない
C23は、ピュアビタミンC(アスコルビン酸)を高濃度で配合しており、酸化しやすく、非常にデリケートな処方です。
熱や光、空気に弱いため、長期間の在庫保管が難しく、日本国内の倉庫に一定量を確保しておくのが難しいと考えられます。
また、C23にはビタミンEやフェルラ酸といった安定化成分が含まれていないため、開封前でも劣化しやすく、輸送や保管環境によっては品質リスクが高まる可能性があります。
日本市場が後回しになっている可能性も
COSRXはグローバル展開している韓国ブランドで、北米・東南アジア・韓国国内など競争力の高い市場に製品を優先的に回している可能性もあります。
日本での需要は確かに高まってきていますが、流通量が限られている場合、販売優先度が相対的に低くなることも考えられます。
また、化粧品の成分や表示に関して、日本は独自の規制があり、海外製品が一時的に販売停止・調整中になることもあります(真偽不明ですが、考慮に値するかと思います)。
ビタミンC13は「代替品」ではなく、Amazon公式が推す「新モデル」
C23の品切れと同時に、「新しいモデル」として紹介されているのがC13です。
実際にC13はC23よりもビタミンC濃度を下げ(13%)、刺激や酸化リスクを軽減しつつ、ビタミンEやヒアルロン酸などを加えたマイルド処方になっています。
このような流れから見ても、COSRX公式側としては「今後C23をAmazon倉庫に送って管理するのは難しい」「日本ではC23よりもC13の展開が有効」と考えている可能性が高く、ユーザーへC13への移行を促す動きを取っているものと思われます。
COSRX ビタミンC23・C13の基本情報と違いまとめ
COSRXのビタミンCセラムには、「C23」と「C13」の2タイプがあることはここまでにお話ししたとおりです。
どちらも韓国で人気の高濃度ビタミンC美容液ですが、処方や使用感に明確な違いがあります。
ビタミンC23・C13の成分構成の違い
ビタミンC濃度
✅C23:ピュアビタミンC(アスコルビン酸)を23%配合
✅C13:同じくピュアビタミンCだが、濃度は13%
C23のほうが攻めた高濃度処方で、C13はやや控えめなマイルド処方です。
安定化成分の有無
✅C13にはビタミンE(トコフェロール)やフェルラ酸が配合され、酸化しやすいビタミンCを安定化する処方
✅C23には安定化成分が含まれておらず、保存や使用環境により酸化しやすい
ナイアシンアミドの配合量
✅正確な濃度は非公開だが、C23のほうが高配合と思われる傾向あり
✅どちらも毛穴・くすみケアにアプローチできるが、C23はやや強めの設計
使用感・テクスチャーの違い
✅C23:ややとろみがあり、なじみは良いが少しべたつく印象あり。肌の上で「効いてる感」が強い
✅C13:軽めのテクスチャーでさらっとのびやすく、べたつきにくい。スキンケア後のメイクにもなじみやすい
肌への刺激・安定性・酸化のしやすさ
✅C23はビタミンC濃度が高く、ピリつきや赤みなど一時的な刺激を感じやすい傾向あり
✅C23は酸化しやすいため、開封後は要冷蔵・早めの使い切り推奨
✅C13は、ビタミンE・フェルラ酸で安定化されており、酸化しにくく初心者にも扱いやすい処方
✅C13刺激もマイルドで、朝晩の継続使用にも向いている
ビタミンC23が向いている人/C13が向いている人
どちらも「毛穴」「くすみ」「肌のキメ」などにアプローチできる美容液ですが、肌質や目的に応じて選び方が変わります。
C23が向いている人(高濃度・攻めケア向け)
✅ビタミンCを使い慣れている人
✅肌にある程度の耐性があり、“攻め”のケアをしたい人
✅毛穴・くすみ・ハリ不足など、肌悩みを積極的にケアしたい人
✅開封後はすぐ使い切る習慣がある人(冷蔵保存OKな人)
C13が向いている人(マイルド・毎日使い向け)
✅ビタミンC美容液が初めての人
✅敏感肌・乾燥肌で、刺激が心配な人
✅毎日のスキンケアに無理なく取り入れたい人
✅使用後のべたつきが苦手な人
✅冷蔵保存せず、常温で保管したい人
COSRXビタミンC23とC13の違い比較表
成分・効果・使い心地・肌質の観点から、それぞれの違いを表で整理してみました。
COSRXビタミンC23とC13の違い比較早見表
比較項目 | ビタミンC23セラム | ビタミンC13セラム |
---|---|---|
ビタミンC濃度 | 23%(高濃度) | 13%(中濃度) |
安定性 | やや不安定(要冷蔵・酸化しやすい) | 安定性高め(ビタミンE・フェルラ酸配合) |
使用感 | ややとろみあり・しっとり | 軽めでなじみやすく、メイク前にも使いやすい |
肌への刺激 | ややピリつくことあり | 比較的マイルドで初心者向け |
向いている肌質 | 普通肌〜脂性肌/肌耐性がある方向け | 敏感肌/乾燥肌/ビタミンC初心者向け |
おすすめ用途 | 毛穴・くすみ・ハリ感をしっかりケアしたい人 | 毎日のスキンケアでビタミンCを取り入れたい人 |
使用上の注意 | 冷蔵保存推奨/早めに使い切ること | 常温保存可/比較的取り入れやすい |
どちらか迷ったら、まずはC13からがベター
「まずはピュアビタミンCを試してみたい」という方や、「敏感肌で刺激が心配」という方は、C13からスタートするのがベターです。
ピュアビタミンCが肌に合うことを確認したうえで、より効果を求めたい場合にC23へステップアップしたほうが肌への安全性が担保しやすいです。
過去にピュアビタミンC美容液を使って問題なかった方で、しっかり効果を感じたい方はC23からでも問題ないかと思います。
ただし、C23は酸化しやすく、品質が変化しやすいため、保管方法や使い切りのタイミングにはやや注意が必要です。
COSRX以外、他の人気ビタミンC美容液には何がある?
COSRXのC23/C13は人気の韓国ビタミンC美容液ですが、日本国内では他にも有力な選択肢があります。
忘れてはならないのがロート製薬の「オハジCセラムシリーズ」です。
COSRXほどお手頃感はないものの、日本国内の大手製薬メーカーの製品であり、品質面で安心感があります。
オバジCシリーズ(C5/C10/C20/C25)【日本製・医薬部外品】
濃度別に選べる、ビタミンC美容液の「定番中の定番」
ロート製薬が展開する、日本製ビタミンC美容液シリーズ。
ピュアビタミンC濃度別にC5/C10/C20/C25の4タイプを展開。
なかでもC25セラム ネオは、COSRX C23と並ぶ超高濃度(25%)処方で毛穴・くすみ・ハリ感まで網羅
オハジC25セラム ネオ
COSRX ビタミンC13との比較対象はオハジC10セラム ネオです。
オハジC10セラム ネオ
ビタミンC濃度:10%(C13よりやや低め)。
マイルドな使用感で、敏感肌やビタミンC初心者に向いている設計。
医薬部外品で、国内での安定供給があるのも魅力。
COSRX C13と近い立ち位置で、「まずはビタミンCを試したい」層に選ばれやすい1本。
他、チェックしておきたい人気のビタミンC美容液
COSRXのC23ほどの強さはないものの、取り扱いやすさやコスパが優れた、Amazon、楽天などで人気のビタミンC美容液を紹介します。
フルーシー(fru:C)ビタミンCセラム【LDKベストバイ】
初心者でも使いやすい国産・高コスパのビタミンC美容液。
雑誌『LDK』で高評価を得た日本製ビタミンC美容液です。
ピュアビタミンC(アスコルビン酸)+ビタミンE配合で、C13と同様の安定化処方。
マイルドな使用感と、実勢価格1,500円前後という手頃さが魅力。
ビタミンC初心者や、毎日使いたい人に向いています。
※国内製で、Amazonや楽天での流通も安定。肌が弱い方にも評価が高いアイテムです。
クレアス(Klairs)フレッシュリージュースドビタミンドロップ
韓国の定番ビタミンC美容液。C13と比較されやすい存在。
ピュアビタミンCを5%配合した韓国コスメの定番。
とろみのあるテクスチャーで、C13よりさらにマイルド。
酸化しやすいため、冷蔵保存・早めの使い切りは必要です。
「C13は濃すぎるかも…」と感じる方には検討価値があります。
アンレーベル(unlabel) ビタミンCエッセンス
安定型ビタミンC誘導体を使用した国産処方。刺激が少なく使いやすいです。
ビタミンC誘導体(アスコルビルグルコシド)配合で、ピュア型とは異なるが低刺激で安定性に優れます。
肌のゆらぎが気になる方や、ビタミンCに敏感な人にとって選択肢になりやすいです。
C13/C23とはアプローチがやや違いますが、「ビタミンCを取り入れたい人」の選択肢として現実的です。
まとめ:COSRXビタミンC23とビタミンC13の違いを徹底比較|どっちがおすすめ?
✅COSRXの「ビタミンC23」は、AmazonのCOSRX公式では在庫切れが続いており、代わりに「C13」が“新モデル”として紹介されている(2025年6月現在)。ただし、公式以外の輸入業者で取り扱いあり。
✅C23はピュアビタミンC23%の高濃度処方で、成分の不安定さや酸化のしやすさから、国内流通が限られている可能性がある。
✅C13は、ビタミンC濃度を13%に抑えつつ、ビタミンEやフェルラ酸で安定化されており、毎日使いしやすい処方。
✅C23は「肌の耐性がある人向け」「効果をしっかり感じたい人」向け、C13は「初心者や敏感肌の人」向けという位置づけ。
✅成分・安定性・使用感の観点から、どちらを選ぶべきかは肌質や目的によって異なる。
✅ピュアビタミンCが初めての方は、まずはC13や他の低濃度アイテム(例:オバジC10、フルーシー)から試すのが安全。
✅C13が物足りないと感じたら、C23やオバジC25など、より高濃度な選択肢も視野に入れてみてもよいかもしれない。
✅オバジシリーズは濃度別に選べる点で非常に優秀。COSRXの立ち位置とも比較しやすい。
✅その他にも、フルーシーやクレアス、アンレーベルといった選択肢があり、刺激の少ない処方を求める方に向いている。
COSRXのビタミンC美容液は、C23とC13でまったく別の個性を持っています。
C23に慣れた人が、C23がAmazonで手に入らないからとC13を選んでも満足いく代替にはならないかもしれません。
かといって初心者がいきなりC23に手を出すのは肌への安全性の面からおすすめしかねます。
ビタミンC美容液は、製品の性質をしっかり把握し、安全に使い続けられるかをよくご検討のうえで、慎重に選びましょう。
参考情報元:
・Qoo10 COSRX日本公式ショップ
・COSRXビタミンC23|Amazon
・COSRXビタミンC13|Amazon
・オバジCシリーズ公式サイト(ロート製薬)
・Amazon上の各該当製品(オバジC10・C25/フルーシー/クレアス/アンレーベル等)の商品説
・化粧品成分オンライン