この記事では株式会社多田(TADA Corporation) が展開するスキンケアブランド「クレージュ(CLAYGE)」のクレンジングバームの種類とそれぞれの違い、肌質や目的によってどれを選んだらよいかを徹底解説していきます。
クレージュ(CLAYGE)とは?
クレージュ(CLAYGE)の概要
クレージュ(CLAYGE)は、日本のコスメメーカー 株式会社多田(TADA Corporation) が展開するコスメブランドです。
多田はもともと“日常のケアを少しでも快適にする”という視点でヘアケア・スキンケア製品を幅広く扱っており、現在6種類のブランドを展開しています。
クレージュは株式会社多田が展開するブランドのひとつです。
クレージュは「クレイ(泥)の吸着力」 を軸にしたラインです。
クレージュ(CLAYGE)はヘアケア、スキンケアの2ライン
クレージュの製品展開は大きく ヘアケアライン と スキンケアライン の2つに分かれています。
シャンプー・トリートメントを中心に人気が高いヘアケアシリーズと、毛穴ケアを強みにしたスキンケアシリーズがあり、どちらも「クレイ×癒し」のコンセプトを共有しています。
この記事で扱う「クレージュ クレンジングバーム」は、クレージュのスキンケアラインの一部 にあたる製品群です。
ここから先は、スキンケアラインの構成と、そのなかでクレンジングバームがどのように展開されているのかを順番に整理していきます。
クレージュ(CLAYGE)のスキンケアコンセプト
クレージュのスキンケアラインは現在3ライン構成
クレージュのスキンケアラインは、「クレイの吸着力で毛穴汚れをオフする」という基本コンセプトを軸にしつつ、2025年の全面リニューアルによって “毛穴+αの肌悩み” に対応できるよう、3つのラインに整理されています。
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モイスチャライジングライン(毛穴×乾燥ケア)

モイスチャライジングライン
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ポアスムージングライン(毛穴×黒ずみ・角栓ケア)

ポアスムージングライン
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スキンリファイニングライン(毛穴×くすみ・角質ケア)

スキンリファイニングライン
クレンジングバームについても、この3ラインに合わせて 新3種類のバームが展開 されています。一方で、リニューアル前の 旧クレンジングバーム(4種類) も現在は併売されており、ライン数が合計7種類になっている状態です。
新旧それぞれの特徴や違いについては、次のセクションで詳しく整理していきます。
クレージュ クレンジングバームの種類と特徴
現在7種類のクレンジングバームが併売中
クレージュのクレンジングバームは、この記事を書いている2025年11月現在 新3種+旧4種の合計7種類が流通しています。
もともと旧4種が長く販売されており、Amazonでもいまだに主力として販売され続けています。
2025年9月2日に発表されたスキンケアライン全面リニューアルのプレスリリースを皮切りに、新3種へ段階的に置き換わる流れなっているようです。
よって、旧4種は在庫がなくなり次第、順次販売終了になる可能性が高く、今後は新3種への統一が進むと考えられます。とはいえこの記事を書いている時点では旧品の在庫が豊富に残っているようで、7種類が混在している状態になっています。
旧クレンジングバームの4種類の種類と特徴
クレージュ クレンジングバーム モイストN
毛穴ケアに加えて、うるおい重視の仕上がり。
旧クレンジングバーム4種類の中では最もしっとり感が強いタイプです。
乾燥が気になる人や、洗い上がりのつっぱり感が苦手な人が選びやすいバーム。
Amazon月間販売数:1000点以上(2025年11月)
クレージュ クレンジングバーム ブラック
炭とクレイの吸着力を活かし、黒ずみ・角栓・皮脂詰まりのケアを得意とする人気の高いタイプ。
旧ラインの中でもAmazon月間販売数が圧倒的で、皮脂が多い人や黒ずみ悩みのユーザーから支持。
Amazon月間販売数:2000点以上(2025年11月)
クレージュ クレンジングバーム クリアN
洗い上がりの軽さと くすみケア を両立したタイプ。
角質によるざらつきや、肌のトーンを明るく見せたい人が選びやすかったタイプです。
レモン系の軽い使い心地が特徴。
Amazon月間販売数:600点以上(2025年11月)
クレージュ クレンジングバームV
ビタミンケアをイメージした透明感系のバーム。
旧4種の中では最もライトな使い心地で、さらっとした仕上がりを好む人に向いています。
クリアN同様、くすみケア寄りの位置づけです。
Amazon月間販売数:200点以上(2025年11月)
新3クレンジングバームの種類と特徴(旧4種のどれを引き継いだかも)
クレージュ モイスチャライジング クレンジングバーム
旧「モイストN」の後継となる、保湿×毛穴ケアタイプ。
海シルトを含むクレイ処方で、洗い上がりは最もしっとり。乾燥ケアを補強した新処方で、敏感寄りの人にも使いやすい設計です。
Amazon月間販売数:200点以上(2025年11月)
クレージュ ポアスムージング クレンジングバーム ブラック
旧「ブラック」の後継となる、黒ずみ・角栓・皮脂ケアを強化したタイプ。
モロッコ溶岩クレイ+炭の組み合わせで吸着力が高く、つるっとした仕上がりが特徴です。
2025年11月時点では、旧ブラックの在庫を減らしたいのか、Amazonの販売が確認できません。
旧ブラックの在庫が減り次第、順次切り替わると考えられます。
クレージュ スキンリファイニング クレンジングバーム
旧「クリアN」「V」系の「くすみケア」を引き継いだライン。
PHA(グルコノラクトン)による穏やかな角質ケアとカオリンの吸着で、くすみ・ざらつきが気になる人に向いています。
旧2種が一本化され、役割がより明確になりました。
Amazon月間販売数:100点以上(2025年11月)
肌質、肌悩みでクレンジングバームを選ぶ
クレージュのクレンジングバームは、新旧あわせて7種類ありますが、どれも「クレイ×毛穴ケア」を軸にしながら アプローチする肌悩みが異なります。
あなたの自覚する肌質や普段のメイクの傾向で選ぶと失敗しにくくなります。
まず大前提として、
・乾燥しやすい肌
・黒ずみが気になる肌
・くすみが気になる肌
のどれを優先したいかで、選ぶバームが変わります。
乾燥が気になる方(保湿を優先したい場合)
✅新:モイスチャライジング
✅旧:モイストN
しっとりした洗い上がりで、洗顔後のつっぱり感が気になる人に向いています。
メイク馴染みがよく、クレイの吸着力はそのままに保湿成分が多めに配合されているため、クレンジングで乾燥が悪化しやすいタイプに使いやすい仕上がりです。
黒ずみ・角栓・皮脂が気になる方(さっぱり重視)
✅新:ポアスムージング(ブラック)
✅旧:ブラック
炭×クレイの吸着力が強く、皮脂詰まりや小鼻のザラつきが気になる人向けです。
すっきりした洗い上がりで、特に黒ずみ悩みのユーザーから支持が高いタイプ。
皮脂が多い肌・さっぱりした仕上がりを好む人なら最も選びやすいラインです。
くすみ・ざらつきが気になる方(透明感を整えたい場合)
✅新:スキンリファイニング
✅旧:クリアN/V
角質ケア寄りのラインで、PHAやカオリンを使った穏やかな角質オフが特徴です。
肌のトーンを明るく見せたい時や、ファンデのノリが悪いと感じる時に向いています。
洗い上がりは軽めなので、べたつきが苦手な肌にも使いやすいタイプです。
敏感肌の自覚がある方(刺激感を避けたい場合)
基本的にはクレイ系としてはマイルドに作られていますが、
乾燥しやすい敏感肌 → モイスチャライジング
が最も無難です。
✅刺激になりやすい角質ケア成分(PHA)が入ったリファイニング
✅吸着力が強い炭使用のポアスムージング
この2つは、敏感度によっては負担になることもあるため、最初は 「保湿+クレイ」のバランスがやさしい「モイスチャライジングライン」 から入るのがおすすめです。
選び方まとめ
最後に選び方をまとめると、非常にシンプルです。
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乾燥が気になる → モイスト(旧)/モイスチャライジング(新)
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黒ずみ・角栓が気になる → ブラック(旧)/ポアスムージング(新)
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くすみ・ざらつきが気になる → クリアN or V(旧)/スキンリファイニング(新)
まずは「いま一番気になっている肌悩み」に合わせて選ぶのが最も失敗しにくいです。
さらに、同じ悩みをケアするライン同士なら、新旧どちらを選んでも使い心地の方向性は大きく変わりません。
クレージュ クレンジングバーム|総合比較表
| 商品名 | 新旧 | 特徴・コンセプト(毛穴×〇〇) | 主成分(クレイの種類) | 色 | 香りの傾向 | テクスチャー / 洗い上がり | 向く肌質 | 向く肌悩み |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| クレージュ モイスチャライジング クレンジングバーム | 新 | 毛穴 × 乾燥ケア | 海シルト(マリンシルト) | ピンク | 優しいフローラル系 | とろける / しっとり | 乾燥肌・インナードライ・敏感寄り | 乾燥、つっぱり、粉ふき |
| クレージュ ポアスムージング クレンジングバーム ブラック | 新 | 毛穴 × 黒ずみ・角栓ケア | モロッコ溶岩クレイ+炭 | ブラック | すっきり系 | 軽め / さっぱり | 脂性肌・混合肌 | 黒ずみ、角栓、皮脂詰まり |
| クレージュ スキンリファイニング クレンジングバーム | 新 | 毛穴 × くすみ・角質ケア | カオリン+PHA(グルコノラクトン) | ホワイト | さわやか系 | 軽め / つるん | 混合肌・普通肌 | くすみ、ざらつき、透明感不足 |
| クレージュ クレンジングバーム モイストN | 旧 | 毛穴 × 乾燥ケア | 海シルト | ピンク | フローラル系 | なめらか / しっとり | 乾燥肌・普通肌 | 乾燥、つっぱり |
| クレージュ クレンジングバーム ブラック | 旧 | 毛穴 × 黒ずみ・角栓ケア | 炭+クレイ | ブラック | さっぱり系 | 軽め / さっぱり | 脂性肌・混合肌 | 黒ずみ、角栓、皮脂 |
| クレージュ クレンジングバーム クリアN | 旧 | 毛穴 × くすみケア(軽め) | カオリン | ホワイト | 柑橘系(レモン) | 軽い / つるん | 普通肌〜脂性肌 | くすみ、ざらつき |
| クレージュ クレンジングバームV | 旧 | 毛穴 × 透明感(ライト) | カオリン系 | イエロー系 | ビタミン系の明るい香り | 最も軽め / さらさら寄り | 普通肌・脂性肌 | くすみ、透明感不足 |
まとめ:クレージュ クレンジングバームはどれがいい?|新旧7種の違いを徹底比較
この記事の内容をまとめます。
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クレージュは株式会社多田が展開する「クレイ×癒し」が軸のブランドで、ヘアケアとスキンケアの2ラインを持つ。
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スキンケアは “毛穴+αの悩み” に合わせて、乾燥・黒ずみ・くすみの3ライン構成へ全面リニューアルされた。
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クレンジングバームは現在、新3種と旧4種の計7種類が併売されている過渡期。旧品は在庫がなくなれば順次終了する可能性が高い。
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旧4種は「乾燥・黒ずみ・くすみ・透明感」で細かく役割分担されていた。
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新3種は旧品の特色を引き継ぎつつ、悩みに応じた3ラインへ整理され選びやすさが向上。
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乾燥が気になるならモイスト(旧)/モイスチャライジング(新)が最適。
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黒ずみ・角栓・皮脂にはブラック(旧)/ポアスムージング(新)。
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くすみ・ざらつきにはクリアN・V(旧)/スキンリファイニング(新)が対応。
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敏感肌なら、刺激が強くないモイスチャライジング(新)が最も使いやすい。
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上記の総合比較表を見れば、新旧含めた7種類の違いがひと目で判断できる。
クレージュのスキンケアラインは「毛穴ケア」という共通のコンセプトがあるものの、それ以外は「乾燥ケア」「黒ずみ・角栓ケア」「くすみケア」と明確に分かれていて、選びやすいと思います。
実際のところ、自分の肌質や目的の認識があいまいだったとしても、「乾燥ケア」のモイスチャライジングラインを選べば、他2ラインも遠からずカバーできます。
旧商品の「クレージュ クレンジングバーム ブラック」がいまだに一番人気なのですが、「黒ずみ・角栓ケア」がはっきりとした目的ではないのなら、「モイスチャライジング クレンジングバーム」から試してみることをおすすめします。
参考情報元:
・Amazonクレージュ公式
・クレージュ公式通販サイト
・クレージュブランドサイト
・株式会社多田
















































































