「セタフィル 髪の毛」「セタフィル 髪」と検索する方が一定数いらっしゃるようです。
これは、セタフィルのモイスチャライジングクリームやローションを髪の毛の保湿に使えるのでは?と考えているためかもしれません。
例えば、「洗顔後に顔に塗るついでに、余ったクリームを毛先になじませると、髪の乾燥を防げるのでは?」といった使い方をする人もいらっしゃるようです。
確かに、セタフィルは敏感肌向けの保湿化粧品で、しっとりとした使用感が特徴です。
しかしながら、本当にセタフィルは髪のツヤや指通りを良くするのに適しているのでしょうか?
そもそも、スキンケア製品とヘアケア製品では、目的や成分が異なるはずですよね。
この記事では、
✔ セタフィルの製品は髪に使えるのか?しっとりサラサラになるのか?
✔ 髪のケアには何を使うべきなのか?
✔ セタフィル製品とヘアオイルや髪用ローションとの違いとは?
こうした疑問を掘り下げながら、髪の乾燥やツヤを改善し、しっとりサラサラにするために最適なアイテムを紹介していきます。
セタフィルは髪の保湿ケアに使えるの?
「セタフィル 髪の毛」「セタフィル 髪」と検索する人がいることから、セタフィルを髪の保湿ケアに使おうとしている人が一定数いらっしゃると考えられます。
実際に、一部のユーザーの間では、「セタフィルの保湿効果を活かして、毛先の乾燥対策に使えるのでは?」という話もあるようです。

ヘアケアイメージ
しかし、セタフィルは敏感肌向けのスキンケア製品であり、公式にはヘアケア用途として推奨されていません。
髪のツヤや指通りを良くするなら、専用のヘアオイルや髪用ローションを選ぶべきです。
ところで、どのセタフィル製品が髪に使われる可能性があるんでしょうか? その理由とは?
髪の保湿ケアに使われがちなセタフィル製品
髪のケアに使われる可能性があるのは、主にセタフィルの保湿ローションやクリームです。
これらのセタフィル製品には肌をしっとり保湿する成分が含まれており、乾燥を防ぐという点ではヘアケアの保湿とも共通する部分があるためです。
特に以下の2つのセタフィル製品が、髪の保湿ケアとして使われるケースがあると考えられます。
モイスチャライジングローション(乳液タイプ)
特徴:肌にすっとなじむ、軽めの保湿ローション
髪の保湿ケアとして使う人の考え方:「乾燥しやすい毛先に少量なじませれば、しっとりまとまるのでは?」
問題点:スキンケア用なので髪になじみにくく、つけすぎるとベタつきやすい
モイスチャライジングクリーム(こっくりタイプ)
特徴:高保湿なクリームで、乾燥肌向けのしっとりタイプ
髪の保湿ケアとして使う人の考え方:「ヘアワックスのように毛先に塗れば、パサつきを抑えられる?」
問題点:油分が多めで、髪になじみにくく、べたつく可能性が高い
これらのセタフィル製品の保湿成分を髪に活用しようとしている人がいるが、これらはヘアケア専用ではないため、適切な方法ではありません。
セタフィルは髪のツヤ・指通りを良くするのに適している?
セタフィルのローションやクリームは、肌の水分を保持するための保湿剤です。
一時的に髪の乾燥を防ぐことはできても、ヘアケア製品のように髪をコーティングしたり、補修する成分は含まれていません。
特に、髪のツヤや指通りを良くしたいなら、ヘアオイルや髪用ローションの方が適しているのは明らかです。
セタフィルのローションやクリームはスキンケア製品であり、髪に使うとベタつきやすい、なじみにくいというデメリットがあります。
髪の保湿ケアに最適なのはヘアオイルや髪用ローションであり、セタフィルは代わりにはなりません。
セタフィルと髪用ローション・ヘアオイルの違い
「セタフィルを髪に使ってみるといいのでは?」と考える人がいる一方で、セタフィルは本来スキンケア製品であり、ヘアケアには向いていないというのが結論でした。
では、スキンケア製品であるセタフィルのローションやクリームと、髪用ローション・ヘアオイルでは、何がどう違うのでしょうか?
ヘアケア製品とスキンケア製品の目的の違い
・セタフィル(スキンケア)
→ 肌の保湿・保護が目的。乾燥を防ぎ、肌のバリア機能をサポートする成分が含まれる。
・ 髪用ローション・ヘアオイル(ヘアケア)
→ 髪や頭皮の保湿・補修が目的。髪のダメージを防ぎ、ツヤ・指通りを良くする成分が配合されている。
成分の違い(スキンケア vs. ヘアケア)
成分の違いから、セタフィルは肌の保湿には優れてますが、髪の補修やツヤ出しには向いていないといえます。
セタフィルの保湿成分
・グリセリン、セラミド、シアバター など、肌の水分保持やバリア機能を強化する成分が中心
・髪の保湿には使えなくもないが、油分が少なく、髪の補修には適していない
髪用ローション・ヘアオイルの保湿・補修成分
・髪用ローション:ケラチン、ヒアルロン酸、パンテノール など、髪に水分を与えてまとまりを良くする成分が配合
・ヘアオイル:シリコン、アルガンオイル、ホホバオイル など、髪をコーティングしてツヤや滑らかさを出す成分が含まれる
仕上がりの違い(しっとり vs サラサラ)
以下の表から、髪を保湿するには、セタフィルよりも髪用ローション or ヘアオイルの方が適していることが読み取れるでしょう。
仕上がりの特徴 | セタフィル(スキンケア) | 髪用ローション(ミストタイプ) | ヘアオイル |
---|---|---|---|
テクスチャー | 乳液・クリーム状(重め) | 軽めのミスト or さらっとしたローション | オイル状(なじみやすい) |
髪になじみやすさ | △ ベタつきやすい | ◎ 軽い使用感でスッと浸透 | ◎ まとまりやすくツヤが出る |
仕上がり | しっとりするが、油分が少なく乾燥しやすい | 髪に水分を補給し、自然なまとまり | 髪の表面をコーティングし、ツヤ・指通りが良くなる |
公式の推奨用途の違い
当たり前のことではありますが、公式に髪に使えると明記されていないセタフィルを使うより、ヘアケア専用アイテムを選ぶのがベストです。
・セタフィル(スキンケア) → 「敏感肌向けの保湿化粧品」として販売されている(ヘアケア用途は想定されていない)
・髪用ローション / ヘアオイル(ヘアケア) → 「髪の保湿・ツヤ出し・補修」を目的とした製品
【総合比較表】セタフィル vs. 髪用ローション vs ヘアオイル
セタフィル、髪用ローション 、ヘアオイルを総合的に比較しています。
項目 | セタフィル(ローション / クリーム) | 髪用ローション | ヘアオイル |
---|---|---|---|
目的 | 肌の保湿 | 髪の保湿・補修 | 髪のツヤ出し・まとまり |
主要成分 | グリセリン、セラミド、シアバター | ケラチン、ヒアルロン酸、パンテノール | シリコン、アルガンオイル、ホホバオイル |
使用対象 | 乾燥肌・敏感肌 | 髪・頭皮 | 髪全体・毛先 |
使用感 | しっとり・少し重め | 軽めでスッと馴染む | サラッと仕上がるが油分多め |
仕上がり | 潤うがベタつきやすい | 髪に軽く水分を補給し、まとまりやすくなる | ツヤとまとまりが出て、指通りがよくなる |
適した使用方法 | 肌用(毛先に使うなら少量のみ) | 髪にスプレーしてなじませる | ドライヤー前後やスタイリング時に使う |
公式の推奨用途 | スキンケアのみ(髪には非推奨) | 髪の保湿・補修 | 髪のツヤ・まとまり・保護 |
【厳選】コスパが良くて評判の良い髪用ローション&ヘアオイル3選(日本国内メーカー)
髪のツヤや指通りを良くするには、セタフィルではなく、ヘアケア専用のローションやオイルを使うのがベストです。
ここでは、価格・成分・口コミのバランスが取れたおすすめアイテムを厳選し、ドラッグストアや楽天、Amazonなどで手軽に購入できる製品を中心に紹介します。
1. KOSE ビオリス ボタニカル スムースリペア ヘアオイル
ポイント
・ナチュラルなボタニカル成分配合で、さらっと軽やかな仕上がり
・フルーティーフローラルの香りが心地よく、万人受けする香り
・ドラッグストアで手軽に購入できる&低価格でコスパ◎
特徴
・植物由来のボタニカル成分が髪に自然な潤いを与え、サラサラな指通りに仕上げる
・べたつきが少なく、重くなりすぎないので、細い髪や猫っ毛の人にもおすすめ
・パラベン・合成着色料フリーで、敏感肌の人でも使いやすい
こんな人におすすめ
✅ 軽めのヘアオイルを探している
✅ 髪の毛が細くてベタつきが気になる
✅ ふんわりサラサラの仕上がりが好き
2. ルシードエル オイルトリートメント #EXヘアオイル
ポイント
・ダメージ補修に特化したアルガンオイル配合で、毛先までしっかり保湿
・しっとりするのに、軽いテクスチャーで髪が重たくならない
・プチプラながらサロン品質!コスパが良く、使いやすいボトルデザイン
特徴
・高純度アルガンオイル配合で、紫外線やドライヤーの熱ダメージから髪を守る
・しっとり感があるのに、髪がペタンとならず、細毛・普通毛の人でも扱いやすい
・無香料タイプもあるので、香りに敏感な人にも◎
こんな人におすすめ
✅ ヘアアイロンやドライヤーをよく使う人
✅ 毛先のダメージ補修を重視したい
✅ しっとり仕上げたいけど、髪が重くなりすぎるのは嫌
3. 大島椿 ヘアオイル
ポイント
・ 天然椿油100%で、髪質を選ばず使える万能オイル
・ 濃厚な保湿力で、髪のパサつきや広がりをしっかり抑える
・ 昔からのロングセラーで、品質と信頼感が抜群
特徴
・天然椿油100%で、シリコンフリー・防腐剤フリーのシンプル処方
・天然椿油なので、髪だけでなく、頭皮ケア・スキンケアにも使えてマルチに活用可能
・少量でもしっかり潤うので、コスパが良い
こんな人におすすめ
✅ 髪の広がりやうねりを抑えたい
✅ 自然由来のオイルを使いたい
✅ シリコンフリーのナチュラルヘアケアをしたい
どれがおすすめ?
✔ さらっと軽めの仕上がりが好きなら → KOSE ビオリス ボタニカル スムースリペア
✔ ダメージ補修&しっとり感を求めるなら → ルシードエル オイルトリートメント #EX
✔ しっかり保湿&広がり防止なら → 大島椿 ヘアオイル
まとめ:髪に使うならセタフィルよりもヘアケア専用製品を!
この記事の内容をまとめます。
・セタフィルはスキンケア専用の製品であり、髪への使用は推奨されていない
・髪のツヤ・指通り・まとまりを求めるなら、髪専用のヘアオイルやローションを使うべき
・4手軽に購入できるコスパの良いアイテムを活用し、最適なヘアケアを!
ここまでの内容をまとめると、セタフィルはスキンケア製品であり、髪のケアには適していないことがわかります。
一部の人が髪の乾燥対策としてセタフィルを使うことがあるものの、公式にはヘアケア用途として推奨されておらず、効果も限定的です。
髪のツヤや指通りを良くするためには、ヘアケア専用のローションやオイルを選ぶのがベストです。
今回紹介した製品の中から、自分の髪質や仕上がりの好みに合うものをご検討いただくのが良いかと思います。