「シカプラストバームって人気らしいけど……どう使うものなんだろう?」
最近、フランスのスキンケアブランド「ラロッシュポゼ」が話題になっています。
「ラロッシュポゼ」のアイテムが、楽天のコスメ総合ランキングで1位を獲得し、SNSやメディアでも頻繁に取り上げられるようになりました。
しかし、この「肌バリアを補助するバーム」というアイテムは、日本のスキンケア製品にはあまりないジャンル。
「保湿クリームとはどう違うの?」「スキンケアのどのタイミングで使うの?」と疑問に思う方が多いのも当然です。
この記事では、シカプラストバームの用途や正しい使い方を解説していきます。
さらに、似ているアイテムや、姉妹アイテム「シカプラストリペアクリーム」についてもご紹介していきます。
シカプラストバームってどんな化粧品?

ラロッシュポゼ シカプラストバーム b5
最近よく聞く「CICA(シカ)」とは?
最近、スキンケア市場で「CICA(シカ)」という言葉をよく見かけるようになりました。
CICAとは、ツボクサエキスを配合したスキンケア成分のこと で、肌の乾燥を防ぎ、うるおいを与える目的で使われることが多いです。
特に韓国では「CICAクリーム」や「CICAバーム」 などが人気で、敏感肌向けのスキンケアとして広く普及しています。
日本でも韓国コスメブームとともにCICA配合のスキンケアが増えているため、目にする機会が増えているのではないでしょうか。
実はフランスでもCICAコスメは定番
CICAといえば韓国コスメのイメージが強いですが、フランスのスキンケアブランドでも昔からCICA成分を配合したアイテムが使われています。
フランスでは、敏感肌向けのスキンケアとしてCICAが配合された製品が、薬局(ファーマシー)で手に入ることが一般的です。その代表格がラロッシュポゼの「シカプラストバーム」 で、長年にわたり、肌の乾燥を防ぐスキンケアアイテムとして愛用されてきました。
つまり、CICAコスメは「韓国だけのもの」ではなく、フランスのスキンケア市場でも定番のアイテムなのです。
シカプラストバームは日本でも認知が広がっている
ラロッシュポゼは、日本でも敏感肌向けのスキンケアブランドとして知名度が高まっています。
それにより「シカプラストバーム」も注目されるようになりました。
特に、ラロッシュポゼのコスメが楽天のコスメ総合ランキングで1位を獲得したことで、「気になっている」という人が増えています。
また、SNSやYouTubeなどのメディアで紹介される機会も増えています。
一方で、シカプラストバームの「肌バリアを補助する」という特性と「バーム(軟膏)」のテクスチャーは日本のスキンケア製品にはあまりなかったため、「どう使うのかわからない」と検索する人が少なくないようです。
何のために使うもの?|シカプラストバームの用途と活用シーン
シカプラストバームは、日本のスキンケア商品にはあまりなじみのない「肌バリアを補助するバーム」です。
一般的な保湿クリームと違い、「肌のうるおいを閉じ込め、外部刺激から守る」という役割を持っています。
そのため、日常のスキンケアにプラスして使うことで、より効果的に肌を保護できるアイテム です。では、どのようなシーンで活用されることが多いのでしょうか?
シカプラストバームはこんなときに使われることが多い!
乾燥が気になるとき
夜のスキンケアの最後に塗ることで、肌の水分を逃がさずしっかり保護できます。
敏感肌でスキンケアがしみやすいとき
化粧水や美容液がしみることがある場合、バリア機能を補助するアイテムとして使用する人もいます。
季節の変わり目で肌が不安定なとき
肌が揺らぎやすい時期に、保護アイテムとして追加することで安定しやすくなります。
いつものスキンケアだけだと物足りないとき
乳液やクリームの後に薄く塗ることで、よりしっとり感をキープできます。
マスクや外気で肌が荒れやすいとき
マスクのこすれや乾燥、寒暖差などの外部刺激から肌を守るために、スキンケアの最後に使うのもおすすめです。
メイク前に乾燥が気になるとき
下地やファンデーションを塗る前に、ポイントで薄くなじませると、メイクのノリがよくなることがあります。
シカプラストバームは「スキンケアに+1するアイテム」
シカプラストバームは、単体で使うというよりも、「いつものスキンケアにプラスして使うアイテム」 です。
乾燥が気になるときや、肌をしっかり守りたいときに、保湿クリームの上から重ねることで、より肌を保護する役割を果たします。
使うタイミングや量を調整しながら、自分のスキンケアに合った方法で取り入れてみるとよいでしょう。
正しい使い方|朝と夜での取り入れ方&NGポイント
シカプラストバームは、一般的なクリームとは違い、肌バリアを補助する「保護バーム」です。
そのため、スキンケアの最後に使うのが基本ですが、朝と夜で適した使い方が異なります。
また、使い方を間違えると、メイクがよれたり、ベタつきが気になったりすることもあるため、ポイントを押さえて正しく取り入れることが大切 です。
ここでは、「朝と夜の正しい使い方」+「やってはいけないNGな使い方」「より効果的に使うコツ」を紹介します。
朝の使い方(メイク前)
朝にシカプラストバームを使う場合、メイクの仕上がりに影響しないように工夫することがポイントです。
メイク前の使い方
・乾燥しやすい部分に少量をなじませる
・メイクの前に使うなら「薄く塗る」のが重要
・日焼け止めと併用する場合は、シカプラストバームをなじませてからしばらく置くと◎
朝に厚塗りしすぎると、ファンデーションがヨレる原因になるので、少量を伸ばして使いましょう。
夜の使い方(スキンケアの仕上げ)
夜は、スキンケアの最後に使い、肌をしっかり保護するのが基本です。
夜の正しい使い方
・化粧水・美容液・クリームの後、最後に薄く塗る
・乾燥が気になるときは、部分的に重ね塗りするのもOK
・パックのように厚塗りするのはNG!(べたつきの原因になるため)
「夜はしっかり肌を保護するために使う」のが目的なので、朝よりも多めに塗ってOK!
ただし、厚塗りしすぎるとベタつきや寝具への付着が気になるため、適量を守るのがポイント です。
こんな使い方はNG!
シカプラストバームの特性を活かすためには、間違った使い方を避けることも重要です。
× ベタベタ塗りすぎる → 油分が多く、逆に重たくなることも
× スキンケアの最初に塗る → 水分の浸透を妨げる可能性あり
× メイク前に厚塗り → ファンデがよれる原因に
「スキンケアの最後に使う」ことと、「朝は薄く、夜はしっかり」のメリハリをつけることが大切!
シカプラストバームの正しい使い方のコツ
「肌を乾燥から守るバーム」として、適量を意識して使うのがポイントです。
✔ クリームの後、スキンケアの仕上げに使う
✔ 朝はポイント使い、夜は全体使いもOK
✔ 「乾燥が気になるときにピンポイントでプラスする」感覚で使うのがベスト!
シカプラストバーム vs 他の類似アイテム|どれを選ぶ?
シカプラストバームは、「肌バリアを補助するバーム」 という独自の特性を持っていますが、スキンケア市場には似たようなアイテムがいくつか存在します。
ここでは、シカプラストバームと類似するアイテムとの違いを比較し、どれを選べばよいのかを解説します。
シカプラストバーム vs. シカプラストリペアクリーム|どっちを選ぶのがよい?
まず、ラロッシュポゼの「シカプラストリペアクリーム」 との違いを見ていきましょう。
同じブランドの製品ですが、テクスチャや使い方に違いがあります。
アイテム | 特徴・違い | おすすめの人 |
---|---|---|
シカプラストバーム B5 | バームタイプで密着感が強い。肌の水分蒸発を防ぎ、しっかり保護する | 「乾燥が気になる」「しっかり保護したい」人 |
シカプラストリペアクリーム | クリームタイプで伸びがよく、べたつかない | 「軽めの使い心地が好き」「日常的に使いやすい方がいい」人 |
注意:シカプラストバームは日本未発売、購入は並行輸入のみ
✅ 肌をしっかり守りたいなら → シカプラストバーム
✅ 毎日気軽に使いたいなら → シカプラストリペアクリーム
となります。
ただし、シカプラストバームは現在、日本の公式ショップ(ラ ロッシュ ポゼ 公式ショップ)や店舗では販売されていません。
楽天・Amazonなどで購入可能ですが、並行輸入品を購入する形になります。
そのため、「公式サイトで正規品を買いたい」という人には、シカプラストリペアクリームの方が適しています。
シカプラストバームを公式が取り扱っていないのは、おそらく日本には「バーム(軟膏)」タイプのテクスチャーになじみがないため、クリームに統一しているものだと思われます。
シカプラストリペアクリーム
シカプラストバーム(並行輸入品)
シカプラストバームの類似アイテムとの比較
シカプラストバームと他の類似アイテム(韓国CICA系・ワセリン系・日本の敏感肌クリーム)を比較します。
それぞれの特徴を見ていきましょう。
アイテム | シカプラストバームとの違い | おすすめの人 |
---|---|---|
ドクタージャルト シカペア インテンシブ スージング リペア クリーム(韓国CICA系) | CICA成分をメインに配合。軽いテクスチャで保湿&鎮静を目的とする | 「よりCICA成分の効果を重視したい」「軽いクリームが好き」人 |
アベンヌ シカルファットプラス リペアクリーム(フランス系) | アベンヌ温泉水+亜鉛・銅を配合。肌の保護力が高い | 「敏感肌向けで、低刺激のスキンケアを探している人」 |
ヴァセリン オリジナル ピュアスキンジェリー(ワセリン系) | 100%ワセリンで肌を保護。単純な「フタ」機能のみ | 「シンプルな保湿がしたい」「余計な成分が入っていないものがいい」人 |
キュレル 潤浸保湿フェイスクリーム(日本の敏感肌用) | セラミド配合でバリア機能を補助。クリームなので軽い | 「日常的に使える低刺激スキンケアを探している」人 |
注意:類似アイテムも並行輸入品が多い
今回比較した類似アイテムの中には、日本の店舗や公式サイトで手に入るものもありますが、多くが並行輸入品として販売されているため、購入時には販売元をしっかり確認することをおすすめします。
ドクタージャルト シカペア インテンシブ スージング リペア クリーム
アベンヌ シカルファットプラス リペアクリーム
ヴァセリン オリジナル ピュアスキンジェリー
キュレル 潤浸保湿フェイスクリーム
類似アイテムはどれがいい?
✅ 「CICA成分がメインの韓国コスメがいいなら → ドクタージャルト」
✅ 「フランスの敏感肌スキンケアが好きなら → アベンヌ」
✅ 「シンプルに肌の水分蒸発を防ぎたいなら → ヴァセリン」
✅ 「毎日使える軽めの敏感肌向けクリームが欲しいなら → キュレル」
まとめ
この記事の内容をまとめます。
・ラロッシュポゼはフランス発の敏感肌向けスキンケアブランドで、日本でも知名度が上昇中。
・シカプラストバームは「肌バリアを補助するバーム」として話題だが、日本では公式販売がない。
・シカプラストバームは並行輸入で購入可能だが、日本人向けの処方ではない可能性がある。
・日本の公式販売ラインナップには「シカプラストリペアクリーム B5+」があり、日本人向けに処方されている。
・シカプラストバームとリペアクリームはテクスチャや使用感が異なるため、用途に応じて選ぶことが大切。
・スキンケアに「+1」する形で使うのが効果的で、朝と夜で使い方を変えるとよい。
・朝はメイクの前に薄く塗り、夜はスキンケアの仕上げにしっかり塗るのが基本。
・間違った使い方(厚塗り・順番ミス)をすると、べたつきやメイク崩れの原因になる。
・他のCICAコスメ(韓国CICA系・フランスCICA系・ワセリン系・日本の敏感肌クリーム)とも比較し、自分に合うものを選ぶとよい。
・購入時には「並行輸入品」と「正規品」の違いを確認し、自分に合った購入方法を選ぶのが大切。
フランス発のスキンケアブランド「ラロッシュポゼ」は、日本でも敏感肌向けのスキンケアブランドとして知名度が高まっています。
特に「シカプラストバーム」は、肌バリアを補助するバーム として注目されていますが、日本では公式販売されていません。
そのため、購入を検討する際には、並行輸入品と正規品の違いを理解することがポイントです。
日本の公式販売ラインナップには「シカプラストリペアクリーム B5+」があり、日本人の肌質に合わせた処方がされているため、より安心して使いたい人にはこちらがおすすめです。
ご自分のスキンケアの目的や肌質に合ったものを選ぶことが、効果的なスキンケアにつながります。「シカプラストバーム」か「シカプラストリペアクリーム B5+」か、ご自分の目的に合わせて適切な選択を。