アラミスの香水を愛用している芸能人はいる？その魅力を徹底紹介

アラミスの香水は、そのクラシックで男性的な香りで多くの人々に愛され続けています。
本記事では、アラミスの香水を愛用している芸能人、アラミス香水の歴史や特徴、さらにアラミス香水が「成功の香り」として評価される理由などについても掘り下げて解説していきます。

アラミスの香水の歴史

アラミスは、アメリカで1964年に誕生したメンズブランド。その歴史は半世紀以上にわたります。
最初に発売されたアラミス オードトワレは、クラシックでありながらもモダンな香りとして、多くの男性に愛されてきました。

ブランドの背後には、「男性が日常の中で使える上質な香りを提供したい」という理念があり、それが今でも変わらず受け継がれています。

アラミス香水を愛用する芸能人は？

アラミスの香水については、寺島進さんやロバート・レッドフォードといった有名人が使用していたという情報があります。

寺島進さん

寺島進さんは86年『ア・ホーマンス』で映画デビュー。 以降、多くの作品で活躍。 主な出演作に、映画『HANA-BI』『BROTHER』『交渉人 真下正義』『ザ・マジックアワー』『アンフェア』シリーズなど。独特の渋さと存在感で屈指の名優と認知されています。
彼はアラミスの香水を愛用していることで知られていますが、アラミスのクラシックで男性的な香りは、寺島さんの落ち着いた雰囲気に非常にマッチしていますね。

ロバート・レッドフォード

ロバート・レッドフォードは、ハリウッドの伝説的な俳優であり、映画監督でもあります。70年代に特に多くの作品に出演し、活躍後「普通の人々」（1980）で監督に進出。同作でアカデミー作品賞、監督賞を受賞。その後も多くの名作を生みだしました。
アラミスオードトワレの香りはロバート・レッドフォードのシンプルでありながら深みのある魅力を引き立てる香りだと思います。

アラミスの香水が「成功の香り」と呼ばれる理由

男性向けの高級ブランドとして屈指の地位を確立

アラミスは第二次世界大戦後のもっともアメリカ経済が復興した1960年代に設立されました。
アラミスはエスティ ローダーグループの一員であり、創業以来、男性用グルーミング製品の先駆者として地位を築いてきました。
アラミスの製品は、高品質な材料を使用して丁寧に作られており、当時多く生まれた成功者に高級ブランドとしての信頼と評価を得たのです。

巧みなマーケティング戦略

アラミスのマーケティング戦略では、香水が持つエレガンスと成功の象徴としてのイメージを強調しています。
広告やプロモーション活動はアラミスの香水が成功者の必需品であるというメッセージが伝わるような戦略が取られています。
たとえば、アラミスの香水は単にメディアで宣伝するのみならず、映画や文学作品にも登場させて、成功者やエレガントな人物の象徴として描かれてきました。
これにより、文化的にも「成功の香り」としてのイメージが広がります。

「成功者の香り」としてのイメージを象徴する例

たとえば、アラミスの香水には使用していたはずもない有名人が使用していたのではないかという噂が立っています。
これは世間でのイメージが独り歩きした結果生まれたものではないかと推測されます。
例えば、アメリカの名俳優である、クラーク・ゲーブルは、アラミスの香水を愛用していたと噂が立ったことがあるようです。

出展：映画.com/クラーク・ゲーブル：プロフィール・作品情報

ところが、クラーク・ゲーブルは1960年代に死去しており、彼の生きていた頃には、まだアラミスは創業さえされていません。
よって、これはアラミスのイメージがクラーク・ゲーブルの世間的なイメージに見事にマッチして生まれた妄想が独り歩きしたものだと判断できます。
その他には、有名なアメリカの大統領ジョン・F・ケネディはクラシックなイメージの香水を好んでいたと知られており、使用していたのではないかと噂が立ちました。
イギリスでもっとも成功したサッカー選手であるデヴィッド・ベッカムは香水のコレクションをしていることで有名であり、アラミスを加えていたのではないか。との噂が立っています。
もちろん、これらは単に噂であり、実際にこれら有名人が使用していたという根拠はありません。
しかし、これらの噂はアラミスの世間的な評価を表す好例といえますよね。

アラミスを使っている芸能人や有名人は意外に多いかも

ここまで見てきたように、アラミスは男性用グルーミング製品としては、もっともエレガンスで高品質。成功者の象徴としてのイメージを強く匂わせます。
向上心の高い男性ほどアラミスに羨望のイメージ抱いている傾向が強いです。
このようなことを踏まえると、公になってはいないものの、アラミスを使っている芸能人や有名人は意外に多くいるかもしれません。

アラミスの香りの特徴と変化

アラミスの香水は、クラシックで男性的な香りが特徴です。
アラミスのもっともスタンダードな香水であるオードトワレのトップ、ミドル、ラストノートについて説明します。

トップノート

アルテミシア：ビターでハーブのような香り。
ベルガモット：フレッシュで爽やかなシトラスの香り。
シナモン：スパイシーで温かみのある香り。
ガーデニア：甘くフローラルな香りが軽く漂います。

トップノートは、最初に感じる香りで、つけた瞬間に広がるフレッシュでスパイシーな香りが特徴です。

ミドルノート

ペラルゴニウム（ゼラニウム）：少しミントのような清涼感のあるフローラルな香り。
パチョリ：深みがあり、土っぽさと甘さが感じられる香り。
ベチバー：ウッディでスモーキーな香り。
サンダルウッド：クリーミーで木の温かみのある香り。

ミドルノートは、香水のハートとも言える部分で、トップノートの香りが落ち着いた後に現れます。温かみのあるウッディな香りとフローラルが調和します。

ラストノート

レザー：男性的で深みのある香り。
オークモス：森のような湿り気を感じさせる香り。
アンバー：甘くて樹脂のような深みのある香り。

ラストノートは、香水のベースとなる部分で、最も長く持続する香りです。アラミス オードトワレのラストノートは、クラシックでエレガントな印象を与えます。

アラミスの香水は、ビターでフレッシュなトップノートから、ウッディでスパイシーなミドルノート、そして深みのあるレザーやオークモスのラストノートへと変化していきます。
この香りの変化は、全体として非常に男性的で力強い印象を与え、長時間続くため、フォーマルなシーンや特別な日にもぴったりです。

アラミスの香水は生産が終了する？

アラミス事業を手掛けるエスティローダーは、2021年にアラミスを含むデザイナーフレグランス部門を閉鎖することを発表しました。
この決定により、アラミスは他のデザイナーフレグランスブランドとともに、エスティローダー内の他の部門に移管されました。
2023年6月までにアラミス香水事業は正式に移管され、他のブランドは新しいライセンシーに引き継がれました。
この措置で、アラミスブランド自体は完全に廃止されるわけではなく、エスティローダーの別の部門で継続されています。今後もアラミス香水の生産は続けられる見込みです。
したがって、アラミス香水の愛用者は今後も引き続き購入することはできるでしょう。
ただし、日本では2021年にアラミス事業を撤退していますので、現在アラミスに国内正規流通品はなく、海外の流通品を「並行輸入品」として購入することとなっています。

正規品と並行輸入品の違い

正規品と並行輸入品の違いは、価格や流通経路にあります。
正規品はメーカーから直接輸入されるため品質が保証されていますが、価格が高めです。
並行輸入品は中間業者を経由して輸入されるため価格が安いことが多いですが、品質にバラつきがある場合があります。
日本ではすでにアラミスの製品は並行輸入品しか手に入れることはできません。
ユーザーの対応としては

・オンラインショップのレビューを確認する。
・少量をアドマイザーに小分けしてお試し品として販売しているものを購入して、香りを確認する。

などで、粗悪品を掴まないように注意していくしかないでしょう。

アラミス香水のラインナップ

現在、日本国内でアラミスの正規品としての流通はありません。
しかし、並行輸入品として購入することは可能です。並行輸入品は、主に以下のオンラインショップや一部の国内通販サイトで取り扱われています。
・楽天
・Amazon
・Yahoo!ショッピング
並行輸入品を取扱いを主とするオンラインショップは少なくなく、アラミス香水は比較的簡単に、安く手に入ります。
尚、アラミスは正規品としての取り引きができないことで、カラリア（caleria)などの香水サブスクリプションサービスなどでの取り扱いは見られません。

現在並行輸入品として購入可能なアラミスの香水製品は以下の通り。

Aramis Classic Eau de Toilette（アラミス クラシック オードトワレ）

説明: 革、苔、スパイスをブレンドしたタイムレスなフレグランス
容量: 110ml
特筆点: シプレ系（香水の分類の一つで、木や苔、柑橘系の香りを基調とした香り）の代表的な香りとして、1960年代から愛され続ける伝統的なフレグランスです。

Aramis New West Eau de Toilette（アラミス ニューウエスト オードトワレ）

説明:海風を感じるフレッシュなアクアティックノートが特徴の香り
容量:100ml
特筆点:1990年代に人気を博したニューウエストは、マリンノートを基調にした爽やかな香りで、特に夏のシーズンに最適です。シトラスとグリーンノートが調和し、軽やかでリフレッシュ感のあるフレグランスです。

Aramis Devin Eau de Cologne（アラミス デヴィン オーデコロン）

説明: グリーンノートの新鮮でウッディな香り
容量: 100ml
特筆点: アウトドアシーンにぴったりなフレッシュで爽やかな香りが特徴で、1970年代のクラシックフレグランスです。

Aramis Tuscany Per Uomo（アラミス タスカニー ペル ウオモ）

説明: ハーバルとスパイシーノートのアロマティックブレンド
容量: 100ml
特筆点: イタリアのトスカーナ地方をイメージしたエレガントでアロマティックな香りが特徴です。

Aramis 900 Herbal Eau de Cologne（アラミス 900 ハーバル オーデコロン）

説明: ハーバルとシトラスのツイストを持つ複雑な香り
容量: 100ml
特筆点: 1970年代に登場し、複雑で深みのある香りが特徴で、長年のファンを持つフレグランスです。

以下の製品は海外流通はされているものの、もともとのの日本国内での認知度が低く、現在では並行輸入している業者が見当たりません。

Aramis Havana Eau de Toilette（アラミス ハバナ オードトワレ）

説明: タバコとラムのアンダートーンを持つリッチで温かみのある香り
容量: 100ml
特筆点: キューバのハバナをイメージし、エキゾチックで豊かな香りが魅力です。

Aramis Modern Leather（アラミス モダン レザー）

説明: クラシックなレザーの香りを現代的にアレンジ
容量: 110ml
特筆点: クラシックなレザーの香りに現代的な要素を加え、モダンな感覚を引き立てています。
この商品はなかなか入荷が難しいようです。

Aramis Voyager Eau de Toilette（アラミス ヴォイジャー オードトワレ）

説明: 旅行に最適なダイナミックでスパイシーな香り
容量: 100ml
特筆点: アドベンチャーと旅をテーマにしたダイナミックな香りが、冒険心をかき立てます。

Aramis Black Eau de Toilette（アラミス ブラック オードトワレ）

説明: オリエンタルノートの力強い香り
容量: 100ml
特筆点: 濃厚で官能的なオリエンタルノートが、ミステリアスで魅力的な印象を与えます。

Aramis Life Eau de Toilette（アラミス ライフ オードトワレ）

説明: シトラスとグリーンノートのスポーティな香り
容量: 100ml
特筆点: スポーツやカジュアルシーンに適した軽快でフレッシュな香りです。

Aramis Adventurer Eau de Toilette（アラミス アドベンチャラー オードトワレ）

説明: マリンノートのフレッシュで冒険的な香り
容量: 100ml
特筆点: 海と冒険をテーマにした爽快な香りが特徴で、アウトドアアクティビティに最適です。

アラミスの香水を好む層

成熟した大人の男性

アラミスの香水は、シプレ系の深みのある香りが特徴であり、成熟した男性に非常に人気があります。
30代以上の男性が特に好む傾向があります。

エレガントでクラシックなスタイルを好む人

アラミスの香りはクラシックでエレガントな印象を与えます。
そのため、ビジネスシーンやフォーマルな場面で使用されることが多いです。
スーツを日常的に着用するビジネスマンに特に人気があります。

長年同じ香りを愛用するこだわり派

アラミスの香水は1966年に誕生して以来、多くの人々に愛され続けています。
長年同じ香りを愛用し続けるこだわり派の方々に支持されています。

アラミスの香水が似合う人の傾向

落ち着いた雰囲気のある男性

アラミスの香水は、落ち着きと知性を感じさせる香りです。そのため、落ち着いた雰囲気を持つ男性に非常に似合います。

自信と余裕を持つ人

アラミスの香りは、強さと自信を感じさせるノートが特徴です。
自分に自信があり、余裕のある男性がこの香水を纏うと、さらにその魅力が引き立ちます。

シンプルで上品なファッションを好む人

アラミスの香水は、派手さよりも品格と洗練さを重視した香りです。
シンプルで上品なファッションを好む人にぴったりです。
例えば、シンプルなスーツスタイルやカジュアルでも清潔感のある服装を好む方に似合います。

アラミスの香水が映える具体的なシーン

ビジネスシーン

アラミスの香水は、仕事の場での使用に非常に適しています。
清潔感と信頼感を醸し出し、取引先や同僚にも好印象を与えることができます。

特別なイベントやフォーマルな場

結婚式やパーティー、フォーマルなディナーなど特別なイベントでも、アラミスの香水はその場にふさわしい洗練された香りを提供します。

デイリー使い

また、日常使いにも適しています。
普段の生活に品位を加えることで、毎日を特別なものに感じさせてくれます。

アラミス香水の使用上の注意点

アラミスの香水はその濃厚で強い香りが特徴です。
よって、使いかたによっては印象を下げ、逆効果にもなります。
以下に、アラミス香水の使用上の注意点を整理しました。
使用上の注意点を守ることで、周囲に好印象を与え、香りを効果的に楽しむことができます。

適量を守る

少量を使用: アラミスの香水は香りが強いため、少量の使用で十分です。1〜2プッシュが目安です。
重ね付けを避ける: 重ね付けすると香りが強くなり過ぎるため、避けるようにしましょう。

適切な場所に付ける

脈打つ部分に付ける: 手首や首筋、肘の内側など脈打つ部分に付けると、体温で香りが柔らかく広がります。
肌に直接付ける: 衣服に直接付けると、シミになることがあります。肌に直接付けるようにしましょう。

香りの持続を考える

重ね付けしない: 一度付けたら、香りが消えたように感じても重ね付けしないことが重要です。香りは自分には慣れてしまうため、他人にはまだ十分に香っています。
持ち運びに注意: 外出先での香りの付け直しは控えめに行いましょう。

シーンに応じた使い分け

ビジネスシーン: 職場では控えめに付けることが望ましいです。会議や打ち合わせの際に強い香りは好まれません。
プライベートシーン: デートやパーティーなどのプライベートな場面では、少し多めに付けても問題ありませんが、過度にならないように注意しましょう。

周囲への配慮

周囲に配慮: 公共の場や密閉空間（電車やバスなど）では特に香りの強さに注意し、周囲の人に不快感を与えないように心掛けましょう。
アレルギー対策: アレルギー体質の人がいる場所では、香水の使用を控えるか、量を減らすことをお勧めします。

アラミスの香水はおじさんくさい？逆効果？

アラミスの香水は一部層では、おじさんの象徴と強く認識していることは否めません…
実は、筆者もアラミスの香水にそれほど良い印象をもってはないんです。
というのも、アラミスはバブル時代の成功者の象徴として、大流行し、男性は誰彼構わずつけていました。
とにかく自分を良く見せたいと、量を多くつけるため、狭いオフィスや会議室では気分が悪くなる人が続出したらしいです。
筆者の父もつけていました。
やっぱりかなりの量をつけていたようで、香りに敏感な幼い筆者はその強烈な香りに辟易した記憶があります。
このようなバブル期頃に流行ったアラミスの強烈な香りを纏った男性を不快に思った記憶のある人には、アラミスは「デリカシーの欠ける自己チューなおじさんの不快な臭い」ととらえられているでしょう…
しかしながら、やはりアラミスは適切に使用すれば、きちんと男性のセクシーさを引き立てる香りに調合されているんですね。
やはり肯定的な評価は少なくなく、アラミスの香りが好きで、父や好意ある男性にプレゼントとして贈ろうとする女性もいるようです。
アットコスメなどの口コミサイトが評価の参考になります。

アットコスメのアラミスオーデトワレの口コミページ

まとめ

この記事の内容をまとめます。

・アラミスは1964年にアメリカで誕生したメンズブランドである
・アラミスの香水はクラシックでありながらモダンな香りとして男性に人気
・寺島進やロバート・レッドフォードがアラミスの香水を使用していたとされる
・アラミスの香水は「成功の香り」として高評価を得ている
・アラミスはエスティ ローダーグループの一員であり、高品質な製品を提供
・巧みなマーケティング戦略で「成功者の香り」としてのイメージを確立した
・アラミスの香水はトップ、ミドル、ラストノートで香りが変化する
・2021年に日本から撤退し、香水事業は2023年6月までに新部門に移管し、営業継続
・日本では並行輸入品のみが購入可能である
・アラミスの香水は成熟した大人の男性に特に人気がある

アラミスの香水を嗅いだことのある人はほとんどがクラシックなオードトワレで、「おじさんっぽい」というイメージを持ち、抵抗のある人も多いでしょう。
しかしながら、特に女性には男性のセクシーさを感じて好きな人も多いです。
また、オードトワレとは全く異なるさわやかな印象の「ニューウエスト」なども人気が出ています。
人気が落ち着いてずいぶん経つアラミスは、多くの人にとって懐かしい香りとなっています。
アラミスは年齢を重ねるほどに惹かれていく香りとも評されます。
昔嗅いで抵抗を感じた方も、今嗅げば前とは異なる印象を持つかもしれませんよ。

参考元記事：
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